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【スポーツ】

[卓球]カットマン・佐藤瞳がリオ女王撃破 張本は599位に敗れ初戦敗退

2019年6月15日 紙面から

女子シングルス2回戦 ポイントを奪い雄たけびを上げる佐藤瞳=北海きたえーるで(潟沼義樹撮影)

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◇ジャパンOP<第1日>

 卓球のワールドツアー、荻村杯ジャパン・オープン第1日は14日、札幌市の北海きたえーるで本戦が始まり、女子シングルスで、世界ランキング15位の佐藤瞳(21)=ミキハウス=はリオデジャネイロ五輪金メダリストで、同3位の丁寧(中国)を破り、8強入りした。準々決勝では、平野美宇(19)=日本生命=と対戦する。男子1回戦で世界4位の張本智和(15)=木下グループ=が同599位の孫聞(中国)に0−4で、女子1回戦は世界7位の伊藤美誠(18)=スターツ=が同56位の顧玉テイ(中国)に2−4でそれぞれ敗れ、前年覇者が初戦で姿を消した。

 まさに歴史的瞬間だった。現代卓球では不利とされるカットマンが、リオ五輪女王を撃破した。「信じられない気持ちです。誰もが驚くことだと思う。これからもカットマンを代表するつもりで、どんどん歴史を変えていくよう頑張りたい」。地元・北海道函館市出身の佐藤は声を弾ませた。

 中国の強敵・丁寧に、身上としている粘りの勝負に持ち込んだ。象徴的なシーンが第4ゲームの先取点。70回近いラリーに五輪女王が根負けし、膝を床についた。

 「丁寧はラリーをすると嫌そうな表情だったし、打ち急いでミスが出た。相手のエースボールも苦ではなく、自信を持って戦えた」

 今のボールは回転がかかりにくく、回転が命のカットマンが勝ちにくくなっている。佐藤は1年前の丁寧との戦いにストレート負けしたが、フットワークを磨いて最近の主流である高速卓球に対抗する力をつけてきた。

 地元の応援も味方につけた。「両親も今までお世話になった方々もチームメートも来てくれて、声援が届いてすごく力になりました」。北の大地にさらなる歓喜を届けるつもりだ。 (平野梓)

     ◇

 連覇を狙った前回大会王者・張本は、世界ランキング599位の孫聞にストレート負け。「いつもより台が滑って台上の勝負でうまくいかなかった」と悔やんだ。ワールドツアー初出場の孫聞だが、昨季の中国スーパーリーグで世界ランク1位・樊振東に2勝した大物食いで、「張本選手は守りに入っていたので、気持ちで向かっていった」と堂々の戦いぶり。圧倒された張本も「僕に勝った以上、格下とは思っていない」と、その実力を認めざるを得なかった。

 

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