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【スポーツ】

[大学野球]明大・森下が初完封 ドラフトの主役だ

2019年6月14日 紙面から

東洋大を相手に完封で勝利した明大・森下=神宮で

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◇全日本大学野球選手権 明大3−0東洋大

 第68回全日本大学野球選手権は13日、神宮球場で準々決勝を行い、明大(東京六大学)は、初の全国舞台となったエースで主将の森下暢仁投手(4年・大分商)が、東洋大(東都)を7安打1死球4奪三振に抑えて、リーグ戦でも未経験だった完封勝ち。連投だった東洋大の村上頌樹投手(3年・智弁学園)は3失点で涙をのんだ。仏教大(京滋)は、連覇がかかった東北福祉大(仙台六大学)にサヨナラ勝ちで初の4強進出。15日の準決勝は、明大−東農大北海道オホーツク(北海道)、仏教大−東海大(首都)となった。

 9回2死二塁。東洋大は山崎の左前打で、二塁から佐藤が本塁をついたが左翼からの返球でアウト。東京六大学リーグでもあと一歩で逃し続けていた完封を決めた明大の森下はホッとした表情。「やってしまった…と思った。しっかりアウトにしてくれました」と素直に喜んだ。

 東洋大の3年生エース村上は連投。森下は温存してもらった。「年下だし疲れもあった。自分はきのうは声を出していただけ。打たれるわけにはいかないと思った」。直球は荒れ気味だったが、変化球でカバー。チェンジアップを空振りさせ、カーブでストライクを取り、カットボールを打ち損じさせた。

 見せ場は6回1死一、二塁。2安打されていた3番・山田を緩い変化球で中飛に仕留め、ドラフト候補の4番・佐藤を迎えてさらにギアを上げた。「打たれたら流れが向こうにいく打者」。この日最速の152キロで三邪飛に詰まらせた。初の全国舞台で、ドラフト1位候補の評価はさらに上がった。中日の米村アマスカウトチーフは「即戦力右腕としてはナンバーワン。決め球となる一流のボールを持っている。タイプ的には岸(楽天)。1位で競合する選手になった」とほめた。

 主将らしい気遣いもできるようになった。試合前に4番の北本が「マサト(森下)も緊張してるだろうから野手陣で助けましょう」とナインに言うと、昨年の大学日本代表だった森下は「俺は世界も経験してるからな」とつぶやいて場を和ませた。試合後には「野手が先に点を取ってくれたのが良かった」とチーム全体の勝利を強調した。エースがチームをまとめ、38年ぶりの日本一まであと2勝となった。 (小原栄二)

 

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