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【スポーツ】

[柔道]リオ五輪金メダルのベイカー茉秋が復活への手応え

2019年6月10日 紙面から

優勝に貢献した日本中央競馬会のベイカー茉秋(左)=高崎アリーナで

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◇全日本実業団体対抗

 柔道の全日本実業団体対抗は9日、群馬県高崎市の高崎アリーナで最終日があった。体重無差別で争う男子1部では日本中央競馬会(JRA)が優勝した。リオデジャネイロ五輪90キロ級金メダリストのベイカー茉秋(24)が貢献。東京五輪の代表争いで苦境に立つ中、復活の手応えを得た。

 苦しむ五輪王者に光明が見えた。初戦では、リオ五輪後に手術した右肩への不安から自制していた背負い投げで技ありを奪った。体重135キロの旭化成・尾原との準決勝では「相手が動かない」と体格差に苦しみつつも、粘って引き分けに持ち込む奮闘。3戦を1勝2分の負けなしで終え、ベイカーは「貢献できた」と優勝の喜びを仲間と分かち合った。

 手術の影響もあって、最近は精彩を欠いていた。4月の選抜体重別では準決勝で敗れ、東京五輪の代表選考を左右する今年の世界選手権への切符を逃した。

 「このままじゃダメだ」。強い危機感がベイカーを変えた。敬遠していた体重差のある巨漢との乱取りも「ケガのリスクはあるけど、得るものがある」と積極的に取り入れた。がむしゃらに柔道と向き合い、まずは団体での「優勝」に結び付けた。

 現状では、世界選手権代表の向らに90キロ級の代表レースで後れを取っている。ベイカーは「この大会がいい刺激になった。気持ちと体が戻ってきた。今の自分は3、4番手。勝ちきるだけ」。挑戦者に立場を変えた金メダリストは、2度目の五輪をまだまだあきらめない。 (木村尚公)

 

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