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【スポーツ】

[陸上]サニブラウン9秒99 桐生に続いた日本人選手2人目

2019年5月13日 紙面から

陸上の米大学南東地区選手権男子100メートルで9秒99をマークしたサニブラウン・ハキーム(中)。日本人2人目の9秒台となった=米アーカンソー州フェイエットビルで(共同)

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◇米大学南東地区選手権

 【フェイエットビル(米アーカンソー州)共同】陸上の米大学南東地区選手権は11日、当地で行われ、フロリダ大のサニブラウン・ハキーム(20)が追い風1・8メートルの男子100メートル決勝で9秒99をマークし優勝した。サニブラウンは自己ベストを0秒06更新。日本選手2人目の9秒台で、桐生祥秀(23)=日本生命=が2017年9月に出した日本記録9秒98にはわずかに及ばなかった。20年東京五輪の参加標準記録(10秒05)は突破した。次戦は23日からフロリダ州ジャクソンビルで行われる全米学生選手権東地区予選となる。

 見つめた掲示板に順位と「9・99」が表示され、サニブラウンの表情が緩んだ。前日の予選で断トツの10秒10をマークし、状態の良さをうかがわせていた。「予選は気持ちよく走れて、決勝でも集中していけばいいタイムは出るかなと思っていた」とさらりと言ってのけた。

 課題とするスタートは「スムーズに出られた部分はあった」。序盤、これまで低く保とうとしていた上体を自然に起こして加速した。3月までに日本記録に並んだ室内の60メートルで磨いてきた部分だ。その要領を「無理やり伏せているのと、気持ちよく加速につなげるのとでは大きな違いがある」と語る。接戦に歯を食いしばり、やや力んだ様子も見せたが、自己記録を0秒06更新して先着。「そんなに速く走っている感じはなかった」と言いながら9秒台に達した。

 この大会には苦い思い出がある。昨年、200メートル予選で右脚付け根を痛めて残るシーズンを棒に振った。トラックに戻ったのは8月中旬。地道なトレーニング、リハビリをするほかなかった。「今となっては自分を見つめ直すことができて良かった。やってきたことは身になっている」。経験と時間を無駄にせず、階段を一つ上がった。

 23日開幕の全米学生選手権東地区予選から、昨季挑むことのできなかった学生王者への戦いが始まる。「大きな目標としては全米学生選手権で100メートル、200メートルの2冠ができればいい」。陸上大国のタイトルは、現実的な目標だ。 (共同)

 

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