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【スポーツ】

[体操]福岡大・米倉が自身の名がついた「ヨネクラ」を初披露

2019年4月28日 紙面から

種目別トライアウトの跳馬で「ヨネクラ(伸身カサマツ2回半ひねり)」を決める米倉英信の連続合成写真(左から右)=高崎アリーナで(潟沼義樹撮影)

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◇全日本種目別選手権 男子種目別トライアウト

 体操の全日本種目別選手権(6月22、23日・高崎アリーナ)などの出場を争う男子の種目別トライアウトが27日、群馬県高崎市の高崎アリーナであり、跳馬で米倉英信(21)=福岡大=が、自身の名前がついた「ヨネクラ(伸身カサマツ2回半ひねり)」を国際体操連盟(FIG)による命名後初めて披露した。15・266の高得点をマークし、2つの試技の平均15・033で全体トップに立った。

 米倉が力強い踏み切りから高く舞い上がる。「ヨネクラ」は着地がわずかにずれただけでほぼ完璧。「周りから『初めての大会だね』と言われて意識していたけど、いい方向に働き、いいプレッシャーに変えることができた。出来は95点くらい」

 注目を集めた試技はいつもと同じルーティンで入った。大きく息を吐き、左足を前に出してリズムを取る動作を3回繰り返し、助走へ。重圧を感じさせない演技でDスコア(演技価値点)6・0と跳馬では最高難度の大技を決め、高得点をマークした。

 伸身カサマツ2回ひねりの「ロペス」に、ひねりを2分の1加えたのが「ヨネクラ」。高校時代から練習し、昨年から公式戦で使っている。7月の全日本種目別選手権でも決め、同種目でリオデジャネイロ五輪銅メダルの白井健三らを抑えて優勝。今年2月の種目別W杯シリーズ第2戦(メルボルン)で成功したことで今月16日までに認定された。

 命名について「試合で優勝することは別の喜びがある」とする一方、技の名を呼ぶことには「慣れないですね。めっちゃいじられるし…。普段は『ロペスハーフ』って言ってます」と照れ笑いを浮かべた。

 東京五輪では個人総合、団体総合とは別に種目別での出場枠がある。今大会の結果で、五輪選考につながる種目別W杯への出場権を新たに獲得する可能性が高まった。

 見守った日本代表男子の水鳥寿思強化本部長も「過去見た中で一番いい跳躍。きょうのような演技をコンスタントにやっていければ(東京五輪が)見えてくる」と絶賛した。令和初日の5月1日に22歳の誕生日を迎える大学4年生。必殺の大技を武器に、新時代を突き進む。 (伊藤瀬里加)

<ヨネクラ> 伸身カサマツ2回半ひねり。「カサマツ跳び」は1972年ミュンヘン五輪団体総合金メダルの笠松茂が発案。横向きに着手し、抱え込み宙返りをする間に4分の3ひねる技。伸身カサマツ2回ひねりの「ロペス」はキューバのエリック・ロペスが発表し、その名がついた。

 

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