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【スポーツ】

[卓球]張本まさか…ランク4位が五輪出ない157位に敗退

2019年4月26日 紙面から

男子シングルス4回戦 韓国選手に敗れ、うなだれる張本=ブダペストで(いずれも内山田正夫撮影)

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◇世界選手権

 【ブダペスト平野梓】卓球の世界選手権個人戦第5日は25日、当地で行われ、男子シングルス4回戦で第4シード、世界ランキング4位の張本智和(15)=木下グループ=は同157位の安宰賢(アン・ジェヒョン、韓国)に2−4で敗れた。第8シードの丹羽孝希(24)=スヴェンソン=はトミスラブ・プツァル(クロアチア)に4−2で勝って準々決勝に進出し、2大会連続の8強入り。24日の混合ダブルス準々決勝では前回優勝の吉村真晴(25)=名古屋ダイハツ、石川佳純(26)=全農=組はスロバキアのペアを4−2で下し、3位決定戦がないため銅メダル以上が決まった。

 張本は、サーブの返球がアウトになった瞬間、ぼうぜんと立ち尽くした。「何も考えられない。信じられない気持ちだった」。格下の韓国の同世代選手にまさかの敗退。「最後まで緊張が消えなかった。どうしてなのか、わからないですけど…」。両目を赤くした。

 相手の下回転のサーブに苦しみ、得意のチキータ(強烈なバックハンドレシーブ)が機能しない。戦術を変えてもミスを連発。試合後は必死に原因を探ろうとした。24日に過去2敗を喫したポルトガル選手に勝利し「ヤマ場を越えて楽になったのが少し影響したのかも。少しメダルへの気持ちも出ました」。倉嶋洋介代表監督は「もう少し引き出しを増やしていかないと。こういう大会で勇気を持って戦術変更はできない」と課題を挙げた。

 本人は「影響はない」と断言するが、大会直前に右薬指のけんしょう炎を発症し、痛みは完全には消えていない。倉嶋監督は「指を痛めての試合だったと思うと、よく頑張ってくれました」と声を詰まらせた。

 「東京五輪まであと1年半もない中で、自信をつけたかった。五輪に恐らく出ない選手に負けたってことは、残念です」と張本。40年ぶりの金メダルを期待されていた日本の若きエースは、悔いを残したまま大舞台を去った。 (平野梓)

懸命のプレー及ばず

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