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【スポーツ】

[レスリング]伊調、21歳中国の世界女王を警戒 アジア選手権へ合宿

2019年4月11日 紙面から

アジア選手権へ向けた練習を公開した伊調馨=味の素ナショナルトレーニングセンターで

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 レスリング女子の日本代表は10日、東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンターでアジア選手権(中国・23日開幕)に向けた合宿を公開。2016年リオデジャネイロ五輪で4大会連続金メダルを獲得して以来の国際大会となる57キロ級の伊調馨(34)=ALSOK=は、「東京五輪へ向けた大一番」と2020年への前哨戦と位置付けた。

 世界への復帰戦を前に、伊調は軽めのマイペース調整に徹した。若手選手とウオーミングアップで肌を合わせると、続くスパーリングは回避。指導する日体大の田南部力コーチ(43)とマンツーマンで技の入り方など確認し、2時間近くのメニューを終えた。

 「無理をすると明日動けないかもしれない。ベテランのわりには練習量の調節がへたくそで」と伊調は苦笑い。年明けから春先にかけて両足首を痛めており、大事を取ったようだ。

 伊調が「大一番」と語るアジア選手権。五輪の代表選考と関係がない大会をそう位置付けるのは、21歳の若き世界女王・栄寧寧(中国)の存在を意識しているからだ。過去に対戦したことはないが「すごく(勝ったときの)雄たけびが多いなと。それだけ練習で積み上げてきているんでしょう」と印象を話す。

 西口茂樹・強化本部長は「中国の選手にもアクシデントがなければ負けることはない。それくらいの力の差がある」。相手が世界女王でも、伊調に分があると語った。

 リオ五輪後の2年間にわたる休養から昨秋実戦に復帰し、12月には全日本選手権で優勝。以降も着実に練習を重ね、精神的、肉体的なブランクを埋めてきた。伊調は「2年半ぶりの国際大会で不安がないと言えばウソになる。試したいこともあるけど、手堅く勝ちたい気持ちもある」と意気込む。

 6月には東京五輪の代表争いを左右する全日本選抜選手権も控えている。世界女王を倒して確たる自信を手に入れ、2020年へ弾みをつけたい。 (木村尚公)

 

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