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【スポーツ】

[競泳]水沼コイするバタフライ! 世界選手権初代表「池でコイと泳いでた」

2019年4月10日 紙面から

競泳の世界選手権代表に決まり、ポーズをとる選手ら。(前列左から)入江陵介、瀬戸大也、大橋悠依、長谷川涼香、(後列左から)水沼尚輝、松元克央、渡辺一平、平井伯昌ヘッドコーチ=東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンターで

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 日本水連は9日、7月の世界選手権(韓国・光州)の日本代表男子10人、女子7人を発表した。唯一の初代表となった男子100メートルバタフライの水沼尚輝(22)=新潟医療福祉大職=は記者会見で、子どもの頃にコイと泳いでいた話を披露、「先駆者となれるよう、100メートルバタフライで世界と戦いたい」と意気込んだ。

 歴戦の代表常連、ベテランが居並ぶひな壇で、初めて日の丸をまとう水沼は初々しさ全開だった。会見の一番手として発言を求められると「水沼です」と第一声。「偉大な先輩方と一緒に世界水泳に挑めるので、とてもワクワクしている」と声を弾ませた。

 代表としての経歴は真っさらでも、水と触れ合った経験は早く、そしてユニークだ。「小さい時から水の中が好きだった」という理由で6歳から水泳を始めたが、原点は祖父母の家にあった池。「小さい時からずっと、暇さえあればコイを飼っている深さが膝ぐらいの池で、コイと一緒に泳いでいた」と明かす。当初は自由形や背泳ぎの選手だったが、栃木・作新学院高3年で「体が大きくて力があったので、コーチに勧められた」とバタフライに転向した。

 同校では2学年上にリオ五輪400メートル個人メドレー金メダルの萩野公介(ブリヂストン)が在校。練習拠点が異なっていたため「なかなか会える存在ではなかった」と言うが「萩野さんをまねして泳いでいた。フラットに楽に泳ぐのを意識した」と憧れ、そして代表までたどりついた。

 世界選手権へ「これまで日本の100メートルバタフライは世界と戦っているイメージがなかったので、先駆者となりたい。リレーでは先輩方とメダルを取りたい」と気持ちを新たにする。コイのように力強く、そして萩野のように滑らかな泳ぎで世界デビューを果たす。 (川村庸介)

 

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