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【スポーツ】

[高校野球]大船渡・佐々木、日米スカウトが大絶賛 今春初登板で156キロ

2019年4月1日 紙面から

今春初登板した大船渡の佐々木朗希投手=栃木県矢板市運動公園野球場で(小原栄二撮影)

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◇練習試合 作新学院15−0大船渡

 ドラフト上位候補の大船渡(岩手)の佐々木朗希投手(3年)が31日、栃木県・矢板運動公園野球場で作新学院との練習試合に今春初登板し、最速156キロをマークした。フィリーズ、ドジャースなどメジャー6球団を含む日米18球団45人のスカウトが視察、ポテンシャルの高さに驚愕(きょうがく)し、大学生・社会人を合わせてもナンバーワンなどと大絶賛した。

 190センチ右腕の圧巻投球は2回だ。先頭に右越三塁打を許すと、ギアチェンジ。チェンジアップで三振を奪うと、次は低めの直球で空振り三振。阪神などのスピードガンで156キロを計測した。3人目はスライダーで空振り三振。「ピンチでは三振を取りに行く。きょうは無死三塁で3つ取れたのが大きかった」。失策が絡んで3回に1失点したが、予定していた3イニングを投げ、甲子園常連校を1安打6奪三振に抑えた。

 センバツ出場の星稜(石川)の奥川、横浜(神奈川)の及川の2人、創志学園(岡山)の西と合わせて高校生ビッグ4。センバツ出場を逃した今オフの佐々木は、ウエートトレーニングが中心のスロー調整。体重が5キロ増えて球威がアップ。初ブルペンは3日前で、今春初めての実戦登板で、自己最速にあと1キロの156キロをたたき出せた。「センバツで奥川君、及川君を見て、チームを勝たせるという意味で2人の方が上と思った。勝っているのは球速ぐらい」と言ったが、スカウト陣は大絶賛だ。

 巨人の長谷川スカウト部長は「びっくりした。今プロ野球にいってもローテに入れるぐらい。直球のキレならプロでも3本の指に入る」と最大級の賛辞。中日の八木スカウトは「球質、伸びしろを含めて大学、社会人を含めてもドラフト候補でナンバーワン」と評価。きれいな投球フォームだけでなく走り方も含めた身体能力が高い。ドラフト1位で競合必至は間違いないとスカウト陣の評価は一致した。

 4月末には、春季岩手県大会が始まるが、照準はあくまでも夏。フィリーズの大慈弥スカウトは「大谷クラスのポテンシャル」と称した。花巻東時代に大谷がマークした高校生最速の160キロも視野に入る。「意識はしませんが、体ができてくれば出ると思う」と佐々木。強豪私学からの誘いを断って、岩手の公立校からの甲子園行き、プロ入りを目指す怪物の高校ラストシーズンが始まった。 (小原栄二)

 

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