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【スポーツ】

[高校野球]全治3カ月から脅威の回復も… 国士舘“ボンズ”黒沢、不発

2019年3月28日 紙面から

7回表国士舘1死二塁、二ゴロに倒れる黒沢(沢田将人撮影)

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◇センバツ高校野球<第5日> 明石商7−1国士舘

 明石商は中森が9安打を許しながらも、要所を締める投球で1失点完投した。140キロ台の真っすぐと変化球を低めに集めて、10三振を奪った。打線は2回に押し出し四球と来田の2点適時打で3点を先制。7回に1点、8回に3点を加えて、突き放した。国士舘は再三、得点圏に走者を進めたが、的を絞りきれなかった。投手陣も11四死球と乱れた。

      ◇

 ボンズ打法と呼ばれる独特のフォームの国士舘の黒沢孟朗内野手(2年)は1月に左足首骨折と靱帯(じんたい)損傷で全治3カ月と診断されたが、驚異的な回復で4番一塁でスタメン出場した。しかし、四球と振り逃げ出塁だけの3打数無安打に終わり、「病院の先生や家族に感謝したい。打席に立てたのはうれしかったが実力がなかった」と悔しがった。

 後ろ足に体重を乗せ、左肘を上げる打撃フォームは、メジャー通算762本塁打のボンズばり。中学生のときに、父と従兄とつくり上げた。167センチの身長を低く構えると、相手投手にとってはストライクゾーンが狭くなる。甘い球を逃さない強打が持ち味だ。3月初めの練習試合は代打でヒットも打ったが、実戦勘は完全ではなかった。「140キロを超える直球にはついていけたが、チェンジアップ、フォークがまざると厳しかった」

 昨秋から4番に起用してきた永田昌弘監督(61)は「100%ではなかったがプレーできる状態なので先発させた」と話した。国士舘を春夏8度の甲子園に導き、国士舘大監督をしたあと、2016年秋に復帰した指揮官。14年ぶりとなった甲子園は初戦敗退したが、夏には万全な“和製ボンズ”とともに戻ってくる。 (小原栄二)

 

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