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【スポーツ】

[高校野球]山梨学院、大会タイ24安打24点 野村、ゴジラに並ぶ1試合2発

2019年3月26日 紙面から

札幌第一−山梨学院 1回裏山梨学院2死一、二塁、3ランを放つ野村(松田雄亮撮影)

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◇センバツ高校野球<第3日> 山梨学院24−5札幌第一

 山梨学院は1回に10点を奪うなど、大会タイ記録となる24安打の猛攻で、札幌第一(北海道)を24−5で圧倒して初戦を突破した。主砲の野村健太外野手(3年)は、星稜・松井秀喜(元巨人)、大阪桐蔭・中田翔(日本ハム)らに並ぶ大会タイ記録の1試合2本塁打をマークした。17年ぶり出場の津田学園(三重)は延長11回、龍谷大平安(京都)に0−2で初戦敗退した。最速148キロ右腕の前佑囲斗投手(3年)は、4安打2失点で涙をのんだ。

      ◇

 第2打席で左中間最深部にたたき込んだ。山梨学院の野村は7点を先取した1回、なお2死一、二塁で内角の直球をライナーで3ラン。夏春連続の一発を放つと8回にも先頭でバックスクリーン左へブチ込み、そうそうたるスラッガーと並ぶ大会タイの1試合2本塁打。通算40本塁打とした。「センター返しでつなぐ意識でやってきて、それができたのが良かった。夏は本塁打だけの1安打に終わったのが、(ヒットも含めて)3安打できたのが成長です」

 ポッチャリ体形だった入学当初、吉田洸二監督(49)がつけたあだ名は、ソフトバンクの長距離砲になぞらえたデスパイネ。2年春に練習試合で外野から好返球したのがきっかけでスタメン起用されるようになると本塁打を量産。昨秋からの減量指令で、このセンバツはベストの88キロで乗り込んだ。打撃が変わったのは、春夏合わせて5度の甲子園制覇を誇る横浜の黄金時代に名参謀だった小倉清一郎さんが昨秋から臨時コーチになってからだ。ステップしたあと、もう一度バットを引くフォームを修正。「すごい人なので信じてやれば結果がついてくるというのは関東大会で分かった」。タイミングの取り方がよくなって精度が上がった。

 小倉コーチの指導で、守備の連係プレーや走塁だけでなく全選手の打力が向上した。札幌第一の5投手に浴びせた24安打は、2000年の智弁和歌山の記録に並び、先発全員安打・打点・得点のオマケもついて24得点。清峰(長崎)の監督時代に横浜とのセンバツ決勝で21点を奪われ、そのあとの練習試合で22得点したことがある吉田監督も「記録に残るのはおこがましい。ただ、平成最後なのでありがたい思いもある。よくも悪くも両極端の監督なんです」と照れ笑い。清峰時代にVを経験した指揮官は「点差ほどの力はない」とチームを引き締めた。(小原栄二)

 

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