トップ > 中日スポーツ > スポーツ > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【スポーツ】

あくまでも「定年」… 招致疑惑で6月退任のJOC竹田会長

2019年3月20日 紙面から

JOC理事会後の取材を終え、退席する竹田恒和会長(坂本亜由理撮影)

写真

 2020年東京五輪招致疑惑でフランス司法当局の捜査対象になっている日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長(71)が19日、東京都内で行われたJOC理事会で、任期満了の6月まで務めて退任する意向を表明した。「不正はしていない」とあらためて主張し、開幕まで500日を切った段階での“退場”に不本意の念をにじませた。

 亡父は「プリンス・タケダ」と呼ばれた明治天皇の孫の恒徳氏。旧皇族として親子二代でJOC会長を務めた「華麗なる一族」のプライドか、竹田会長はあくまでも定年を踏まえた決断だと強調した。「JOCの将来を思うと、次代を担う若いリーダーにJOCを託し、新しい時代を切り開いてもらうことがふさわしいと考えた」

 それならば、一刻も早く新会長に実務を引き継ぐことが最善策にも思える。しかし、竹田会長は辞意を固めた時期について「早いうちに決めていた。(時期は)覚えていない」と苦しい弁明に終始した。

 退任表明に追い込まれた最大の原因は、五輪招致を巡る贈賄疑惑が1月に再燃したことだった。しかし、竹田会長は「世間をお騒がせして心苦しく思っている」としたものの、「不正はしていない。潔白を証明するべく今後も努力したい」と不祥事による辞任ではないことを強調した。ただ、国際オリンピック委員会(IOC)からも辞任を強く求められるなど、国内外の包囲網で逃げ道はふさがれていた。

 2001年のJOC会長就任以来、歴代最長の10期を務めてきた。「若いリーダーが東京オリンピックの先頭に立って時代を変えることがオリンピックを最も成功させることだと思う」という言葉がむなしく響いた。

 

この記事を印刷する

PR情報

閉じる
中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ