トップ > 中日スポーツ > スポーツ > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【スポーツ】

[陸上]岩出、念願の日本人トップ5位 40キロ過ぎスパート 福士抜き去る

2019年3月11日 紙面から

日本勢最高の5位でゴールする岩出玲亜=ナゴヤドームで(大橋脩人撮影)

写真

◇名古屋ウィメンズマラソン

 東京五輪につながるラストスパートだった。すでにMGCの出場権を獲得していた岩出が、日本人トップの5位でフィニッシュ。タイムも自己ベストを更新する2時間23分52秒とあって、派手なガッツポーズで喜びを表現した。特筆すべきは最後の2・195キロ。7分24秒は、優勝したジョハネスの7分13秒に次ぐ2番目の好記録だった。

 「念願の日本人1位で自己ベストもついてきて、すごくうれしい。最後まで足が残っていたからこそ、順位を上げられた。大きな手応えがある」

 MGC切符を狙う他選手と違い、プレッシャーのない状態で挑んだ5年連続の名古屋ウィメンズ。玉砕覚悟で先頭集団に食らいついたが、ペースが速くなった30キロ過ぎに離された。「ケニア人の反応の速さについていけなかった」

 だが、視界の先で走る福士が闘志に火を付けた。「抜けば日本人トップだと思った」。猛然とスパートすると40キロ過ぎに福士を一気に抜き去り、さらに2人も抜いて5位へ浮上した。

 後半の底力は1年間で手にした新たな武器だ。昨年の名古屋でMGC切符を手にしたとはいえ、25キロ手前からの一人旅。

 底力を高めるべく、大リーグ流のトレーニング方法で肉体改造し、昨年6月にはケニアで合宿に臨んだ。「やってきたことの成果は出ている。これを継続したい」。世界と戦う上での瞬発力不足という課題は残ったが、収穫は大きかった。

 三重県で生まれ、愛知・豊川高から巣立った24歳が挑む東京五輪への道。日本陸連の河野匡長距離・マラソンディレクターが「最後のラップは非常にいいレベル」と評価したラストスパートは、9月のMGCでも必ず生きる。 (兼田康次)

 

この記事を印刷する

PR情報

閉じる
中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ