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【スポーツ】

[陸上]国内初マラソン上原、一発逆転MGC出場権とる

2019年3月10日 紙面から

名古屋ウィメンズマラソンに向け調整する上原美幸=名古屋市北区の名城公園で(佐藤哲紀撮影)

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 東京五輪の選考会「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」の選考を兼ねる名古屋ウィメンズマラソン(ナゴヤドーム発着、中日新聞社など主催)は、10日午前9時10分に号砲が鳴る。レース前日の9日、有力選手は名古屋市内で最終調整。国内初マラソンに臨む上原美幸(23)=第一生命=は、初マラソンで2時間22分台の好記録を出した同い年の松田瑞生(23)=ダイハツ=に負けない快走を誓った。

 東京五輪へつながる大勝負が迫り、上原の表情が引き締まった。9日はレース時間に合わせ、午前中に名古屋城近くで1時間ほど体を動かし、詰めの調整を終えた。8日の記者会見で「(初マラソンの)ベルリンマラソン前より練習が積めた。当日が楽しみ」と語った通り、好調を維持したままレースを迎えられそうだ。

 北海道、さいたま、大阪、名古屋と2年間で8レースが定められている「MGCシリーズ」。これまでの7戦で最速タイムを出しているのが、2018年大阪の松田(2時間22分23秒)だ。上原は対抗心を隠さない。「同い年。ライバル心がある」

 ライバル関係は昔から。13年夏の高校総体3000メートルでは、鹿児島女高の上原が日本人トップの3位。大阪薫英女学院高の松田は6位だった。実業団でも上原が先行し、16年リオデジャネイロ五輪に出場を果たした。

 その後は立場が入れ替わる。17年世界陸上の1万メートルでは19位の松田に対し、上原は24位。マラソンでも一足早く転向した松田がMGC切符を早々と手にし、バキバキに鍛えた腹筋から「腹筋女王」の称号を得た。

 上原は「自分としては高校時代、ずっと負けていなかったというプライドがある。世界陸上では歯が立たなかった。ここから先は負けたくないと、すごく思っています」

 マラソンで先行する松田に追いつき、追い越せ。「浮き沈みが激しいので、自分でも自分が読めない。ノったらいける」。大きなストライドに秘められた底なしのポテンシャル。MGCシリーズ最終戦の名古屋で、一発逆転の快走を狙っている。 (木村尚公)

◆今回の名古屋ウィメンズでMGC出場を決めるには

 日本人の順位が1〜3位のうち2時間28分0秒以内で走った選手と、日本人の順位が4〜6位のうち2時間27分0秒以内で走った選手がMGCの出場資格を得る。既に資格を得ている選手は対象外のため、岩出玲亜は日本人の順位に含めない。

 

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