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【スポーツ】

[陸上]福士、秘策はでんぐり返し あす名古屋ウィメンズマラソン

2019年3月9日 紙面から

レースに向け意気込む(左から)バラリー・ジェメリ、岩出玲亜、福士加代子、上原美幸、前田彩里、メセレト・デファー=名古屋市中区で(浅井慶撮影)

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 10日にナゴヤドーム発着で行われる名古屋ウィメンズマラソン(中日新聞社など主催)の招待選手6人が8日、名古屋市内で記者会見した。転倒、途中棄権した1月の大阪からの連戦となる福士加代子(36)=ワコール=は「でんぐり返しの練習をしてきた」と明かした。マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)出場権獲得へ、転んでも立ち上がる。

 滑り込みでのMGC獲得へ、福士の秘策は「でんぐり返し」だった。もちろん、1月の大阪で転倒して両膝や頭を強打、35キロで棄権したことと無縁ではない。

 「でんぐり返し練習は転んでから立つイメージで。痛みも傷もいえた。人生的には面白い。今度は転ぼうとは思ってない。転んでも立ち上がる練習をしている」

 単に上手に転ぶ練習にあらず。大阪の失敗から立ち上がってみせるという、決意の表れだ。

 ワコールの永山忠幸監督(59)は「でんぐり返し」の別の意味も明かした。「ケニアやエチオピアの選手はウオーミングアップでよく前転する。緊張をやわらげるため」と説明。精神的な効用があると語った。福士は大阪で失敗した理由を「緊張し過ぎた」と語っている。リラックスしてスタートラインに立つためにも、「でんぐり返し」は効果がありそうだ。

 再起への準備は万端だ。永山監督は「福士は短期間での調整の方が得意。今の状態は大阪よりいい」と断ずる。レースでは2時間27分切りが目安となるMGC切符にきゅうきゅうとするつもりはない。

 福士は「とりあえず集団に最後までいて、よーいドンでいきたい。勝ってMGCがほしい」と柔らかい笑みをたたえた。30キロ以降の勝負どころで飛び出し、トップでゴールする。脱緊張の福士に勝利へのシナリオが見えた。 (木村尚公)

 

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