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【スポーツ】

[東京マラソン]3代目山の神・神野、ケニア仕込みワイルドに鍛えワイルドカード!

2019年3月4日 紙面から

8位でゴールし、MGC出場権を獲得した神野大地=東京都千代田区で(平野皓士朗撮影)

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◇東京マラソン

 かつて箱根駅伝を沸かせた「山の神」が2人そろって、9月15日に行われる東京五輪代表選考会「マラソングランドチャンピオンシップ」(MGC)出場権を獲得した。初代山の神(当時順大)の今井正人(34)=トヨタ自動車九州=が日本人2位(全体6位)の2時間10分30秒で出場権を確保。3代目山の神(当時青学大)の神野大地(25)=セルソース=は2時間11分5秒の日本人4位(全体8位)ながらワイルドカード(上位2レースの平均タイム)により、2時間10分35秒で日本人3位(全体7位)の藤川拓也(26)=中国電力=とともに東京五輪代表への挑戦権を手にした。

 サングラスを外し、最後の力を振り絞った。両手を広げてテープを切ると、「3代目山の神」と呼ばれた神野は小さくガッツポーズした。「正直プレッシャーが半端なかったので、素直にうれしい」。昨年の東京マラソンでマークした2時間10分18秒と今回の2時間11分5秒の平均タイムが2時間11分以内となり、ワイルドカードでの条件を満たした。

 マラソンデビューは2017年12月の福岡国際。過去4回のレースでは、たびたび腹痛に苦しめられてきた。今回はあえて特別な対策はせず「痛くなったら仕方ない。そこからどれだけ我慢できるか」と覚悟し、第2集団のペースメーカーについて走った。腹痛こそ起きなかったものの、15キロすぎで一時は集団から離脱。MGC出場権獲得が危ぶまれた中、1人ずつ抜き去り、東京五輪への挑戦権をつかんだ。

 昨春にプロランナーに転向し、青学大時代の1学年先輩で、マネジャーの高木聖也さんとタッグを組む。昨夏は新たにケニアで57泊58日の武者修行に挑戦し、今大会前もケニアで約1カ月走り込んだ。順調に予定していた練習を全てこなし、東京に乗り込んだ。

 「タフな環境でやってきたので、天気が悪い中でも粘れた」と自己評価しながらも、MGCに向けては「今回は15キロすぎで離れてしまった。戦うには、まだまだ力不足」と口にした。さらなる飛躍のため、4月にエチオピアでの合宿を、夏には再びケニアでの合宿を計画中。これからもマネジャーと二人三脚で東京五輪を目指す。 (広瀬美咲)

 

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