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【スポーツ】

[東京マラソン]初代山の神 34歳・今井、夢の五輪へ激走しMGC出場権ゲット!

2019年3月4日 紙面から

6位でゴールする今井正人。MGCへの出場権を獲得した=東京都千代田区で(潟沼義樹撮影)

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◇東京マラソン

 冷たい雨に、消えてかすみそうになったMGC切符だった。それを、今井は自らの脚で踏ん張り、きっちり手にした。「どうぞお先に」と、2番手グループで歩を進めたのが功を奏した。

 順大時代、箱根駅伝で3年連続区間賞を獲得し、「初代山の神」とあがめられたのは、もう、とうの昔。4月2日には35歳になる。

 「駅伝は箱根でやり切った。入社を機に、オリンピックのマラソンで勝負と決めていた。最低限MGC資格を手にしたかった」

 苦労人に、世界選手権、オリンピックの称号はない。2015年東京マラソンで、当時日本歴代6位となる2時間7分39秒をマーク、北京世界選手権の代表に選ばれた。だが、大会を前に髄膜炎を発症して出場はかなわなかった。既に届けられていた日本代表のユニホームは、福岡の合宿所に封印されたまま眠っている。

 「今井はもう終わったね」の声は本人にも届いていた。「そんな声を見返したかった。だが、今日の結果では、まだ見返せたとは思っていない。その一歩にはなったと思う」。1992年バルセロナ五輪の銀メダリスト、森下広一監督(51)が、新境地をと、昨年4月から9月まで、フリーにする時間を与えて「放牧」したのもよかった。6歳、4歳の男の子に加えて、今年4月に1歳になる女の子のパパである。「また、前を見たい」と、開眼したベテランは言った。 (満薗文博)

 

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