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【スポーツ】

[卓球]張本、地元仙台で「倍返し」! ジャパン・トップ12

2019年3月4日 紙面から

男子シングルス決勝で水谷隼をストレートで破り初優勝を決め、ガッツポーズする張本智和=カメイアリーナ仙台で(いずれも内山田正夫撮影)

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◇男子シングルス<決勝>

 卓球のジャパン・トップ12は3日、カメイアリーナ仙台で最終日が行われ、男子は世界ランキング4位の張本智和(15)=エリートアカデミー=が決勝で水谷隼(29)=木下グループ=に4−0で完勝し、地元で初優勝を飾った。女子は石川佳純(26)=全農=が伊藤美誠(18)=スターツ=に4−2で勝ち、2年ぶり4度目の優勝を果たした。優勝賞金は300万円。世界選手権個人戦(4月・ブダペスト)代表の男女各5人によるトーナメント方式で争われた。

 地元・仙台の声援を追い風に張本が初優勝を飾った。前回大会の決勝で敗れた水谷にリベンジを果たし、「昨年負けて悔しかったし、全日本も4強で(大島に)負けた。その悔しさを倍で返したと思う。仙台だから優勝できたと思います」と喜びに浸った。

 2連覇が期待されていた1月の全日本選手権は不覚を取り、まさかの準決勝敗退。しかも、その大会で10度目の優勝を果たした水谷は国内最高峰の大会に一区切りをつけることを表明した。憧れ続けた第一人者との頂上決戦。「水谷選手にはほかの選手とは違う思いを持っています。もしかしたら国内で対戦できる最後の試合かもしれないと思った」と特別な感情を胸に戦った。

 熱い決意は、磨き続けてきたフォアハンドドライブに乗せた。もともとバックハンドを得意としていたが、足をしっかり踏み込んでの強打を連発して水谷を圧倒。超高速のラリー戦でも打ち負けず、ストレート勝ちを決めた。

 東日本大震災からまもなく8年になる。「仙台の方々の前で勝ちたいという思いがありました」という張本は小学2年のときに被災。一時、両親の故郷・中国に避難した経験がある。

 「自分も被災者の1人として、スポーツを通して復興に勇気を与えるプレーをしたかった。何回も追いつかれそうになったときに応援してくれて、励みになりました」。2950人が見守った会場に「チョレイ」の声を響かせて手にした優勝は、故郷への最高のプレゼントとなった。 (平野梓)

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