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【スポーツ】

[陸上]「上原は大会記録出せる」瀬古リーダー期待 名古屋ウィメンズ

2019年2月22日 紙面から

名古屋ウィメンズマラソンの招待選手を発表する日本陸連の瀬古利彦マラソン強化戦略プロジェクトリーダー=名古屋市中区で(佐藤哲紀撮影)

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 東京五輪の選考大会「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」への国内女子最終選考会となる名古屋ウィメンズマラソン(3月10日、ナゴヤドーム発着、中日新聞社など主催)に出場する国内外の招待選手が21日、発表された。名古屋市中区の名古屋観光ホテルで会見した日本陸連の瀬古利彦・マラソン強化戦略プロジェクトリーダー(62)は、最注目のランナーに国内初マラソンとなる上原美幸(23)=第一生命=を挙げた。

 これまでMGC行きを決めているのは9人だけ。女子は日本記録ラッシュの男子に比べ記録が低迷している。瀬古リーダーはMGCへの国内ラストチャンスとなる名古屋で、沈滞ムードを打破するようなランナーの出現を予告した。

 「一番期待しているのは上原選手。スピードがある。2時間22分を切っても不思議ではないし、大会記録ぐらいは出せる可能性がある。世界と伍(ご)して戦える」

 瀬古リーダーが挙げた名は「上原」。2017年にキルワ(ケニア)がマークした2時間21分17秒の大会記録を更新する快記録の誕生まで期待した。上原にとっては2度目のマラソンとなる。16年のリオデジャネイロ五輪では、トラック種目の5000メートルでスタートから先頭を引っ張る積極的なレースを披露。15位に終わったものの、鮮烈な印象を残した。

 初マラソンだった昨秋のベルリンでは2時間25分台の好記録をマーク。今大会では2時間30分14秒以内でMGC切符が手に入るが、瀬古リーダーは「多少遅れても十分補えるタイムだから、(好記録を)狙ってほしい。現状では松田(瑞生)選手と鈴木(亜由子)選手の力が抜けている。もう一人出てくれば」。一気にトップランナーの仲間入りを果たす力があると語った。

 東京五輪への生き残りを懸けたレース。上原以外にも、多士済々の好選手がそろった。1月の大阪で転倒、途中棄権したベテランの福士加代子(ワコール)は異例の連戦に挑む。前田彩里(ダイハツ)、一般参加の阿部有香里(しまむら)らもMGC獲りの有力候補だ。すでにMGC切符を得ている岩出玲亜(アンダーアーマー)は、優勝を視野に積極的なレース運びをするとみられる。

 瀬古リーダーは「MGCへ再チャレンジの選手が多いが、崖っぷちの方が力を出せる。もともと女子のMGCは15人くらいを想定していた。名古屋での各選手の頑張り次第ではそれくらいになる」。5〜6人がMGCラインでせめぎ合う高速レースが、名古屋の街で実現しそうだ。 (木村尚公)

 

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