トップ > 中日スポーツ > スポーツ > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【スポーツ】

[卓球]美誠、女子初2年連続3冠 必殺「みまパンチ」新鋭圧倒

2019年1月21日 紙面から

混合ダブルス、女子ダブルス、女子シングルスの3冠を達成し笑顔を見せる伊藤美誠=丸善インテックアリーナ大阪で(潟沼義樹撮影)

写真

◇全日本選手権

 卓球の全日本選手権最終日は20日、大阪市の丸善インテックアリーナ大阪で行われ、女子シングルスは伊藤美誠(18)=スターツ=が史上最年少で決勝に進んだ木原美悠(14)=エリートアカデミー=を退け2連覇を達成。ダブルスの女子、混合と合わせ、女子で初めてとなる2年連続の3冠に輝いた。男子シングルスは水谷隼(29)が大島祐哉(24)=ともに木下グループ=を下して2年ぶり10度目の優勝を果たし、自らの持つ単独最多優勝記録を更新。2連覇に挑んだ張本智和(15)は準決勝で大島に敗れた。

 躍進してきた4歳年下の新鋭を、伊藤は超攻撃的なプレーで圧倒した。「とにかく向かってくると思った。年下と思わず、私自身も挑戦者の気持ちで臨みました」。木原を下し女子シングルスを連覇した。女子で大会史上初の2年連続3冠の偉業も遂げた。

 木原の多彩なサーブに対し、チキータ(攻撃的なバックハンドレシーブ)や鋭いテークバックから繰り出すフォアハンドの通称「みまパンチ」を繰り出し一撃で対処。ラリーでも超高速の展開に持ち込み、相手のミスを誘った。「決勝の舞台は楽しんだもの勝ち」と、試合前から力説していた持論を笑顔で体現。プレッシャーや緊張とは無縁で、余裕すら見えた貫禄勝ちだった。

 昨年に3冠を遂げてから、世界選手権団体戦やワールドツアーで次々と世界トップの中国人選手を撃破した。経験を経て一番成長したのが精神面で、今回の決勝も第4ゲームを9−3から逆転で落としても取り返した。「いつもなら頭が白くなったりするのが、落ち着いて切り替えられた。状況が悪くなると表情も暗く、笑わなくなる。その反省を生かして笑顔で楽しんでやろうと思って」

 長丁場の大会を毎日9時間の睡眠で乗り切った。安眠のお供は蒸気で目の周りを温めるアイマスクで、いつもはユズの香りつきだが今回は季節限定の桜を選択。3種目を終え「去年も3冠からスタートして自信になった。ことしは中国人選手に勝つことを目標に1試合1試合を楽しみたい」とほっとした表情。東京五輪前の1年の幕開けを華々しく飾った。 (平野梓)

 

この記事を印刷する

PR情報

閉じる
中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ