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【スポーツ】

[高校サッカー]エース檀崎、有終2発! 青森山田、逆転で2年ぶり日本一

2019年1月15日 紙面から

同点のゴールを決め喜ぶ檀崎(堀内翔撮影)

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◇全国高校サッカー選手権<最終日> 青森山田3−1流通経大柏

 サッカーの第97回全国高校選手権最終日は14日、さいたま市の埼玉スタジアムで決勝が行われ、青森山田が3−1で流通経大柏(千葉)を下し、2大会ぶり2度目の優勝を遂げた。11大会ぶりの制覇を目指した流通経大柏は、2大会連続の準優勝に終わった。青森山田は前半32分に先制を許したが、J1札幌入りが内定しているMF檀崎竜孔(りく、3年)が同40分、後半18分にゴールを奪って逆転した。通算5ゴールの尚志(福島)の染野、立正大淞南(島根)の藤井、大津(熊本)の大竹が得点王になった。

 成人の日に決勝を行うようになった第81回(2002年度)大会以降では最多となる観客5万4194人が見守った大舞台。存在感を示したのは青森山田の得点源にして精神的支柱でもあるMF檀崎だった。決勝点を含む2ゴールの活躍に、黒田監督も「(檀崎は)3年間チームを支え続けてきた。最後はやってくれると思っていた」と目を細めた。

 まずは0−1の前半40分、MF天笠のスルーパスに呼応して右サイドを突破したFW佐々木の折り返しに左足で合わせた。「銀士(佐々木)からいいパスが来た。押し込むだけだった」とアシスト役に花を持たせたが、得点機と判断し、ゴール前まで全力で走った持ち前の“嗅覚”が生きた。

 1−1で迎えた後半18分にはMFバスケスの右からのグラウンダーのパスを右足で冷静にゴール右隅に突き刺す。「あの形は年間通して積み上げてきたこと。バスケスは相手の脅威になっていたし、パスが出てくると信じて待った」。“備え”がものを言った。

 昨年12月初旬、高円宮杯U−18プレミアリーグ東地区で清水ユースに敗れた後「このままでは全国制覇はできない」(同監督)と主将失格の烙印(らくいん)を押され、その座をGK飯田に譲った。「悔しかったし、頭を切り替えるのに少し時間がかかった」と言うが「チーム内で自分がやることは同じ」と割り切り、有終の美につなげた。

 初優勝だった2年前は1年生で歓喜の場に立ち会ったとはいえ、「ピッチに立っていただけ」と不完全燃焼。だが、今回はエース背番号「10」を背負い、価値ある2発も決めた。「このために(中学から)青森山田で6年間やってきた。率直にうれしい」と話す顔に達成感がにじんだ。 (内田修一)

 

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