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【スポーツ】

[駅伝]名城大、女子大学駅伝2冠 立命大の牙城崩し初V

2018年12月31日 紙面から

名城大の選手ら=静岡県富士市の富士総合運動公園陸上競技場で(谷大平撮影)

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◇全日本大学女子選抜駅伝

 全日本大学女子選抜駅伝(富士山女子駅伝)は30日、静岡県富士宮市の富士山本宮浅間大社前から富士総合運動公園陸上競技場までの7区間、43・4キロで22チームが参加して行われ、名城大が大会新記録の2時間22分50秒で初優勝。10月の全日本大学女子駅伝と合わせて2冠を達成した。大会6連覇を狙った立命大は名城大と2分32秒差の3位だった。

 立命館の牙城をついに崩した。アンカーの高松智美ムセンビ(1年)がゴールテープを切ると、待ち構えた名城大の選手たちが一斉に駆け寄った。2013年から負けなしだった立命大を破っての富士山女子駅伝の初制覇。2位に1分半近い差をつけての2冠達成に、主将の青木和(のどか、4年)は「ずっと目指していた目標を達成できた。笑顔で締めくくろうと言ってきたのでうれしい」と目を赤らめた。

 最上級生の4年生がチームを引っ張った。1区の青木が区間2位の走りで勢いをつけると、4区の松浦佳南(4年)が区間賞の走りで全日本選抜の選手を抜いて先頭に立った。5区の2年生エース加世田梨花と6区の玉城かんな(4年)も区間賞を獲得。トップを譲らずに優勝につなげた。

 10月の全日本大学女子駅伝、大会2連覇を達成しても米田勝朗監督(50)に笑顔はなかった。高松、和田有菜の1年生コンビが区間賞を獲得する活躍の中で、4年生の青木は区間4位で玉城は同8位。エントリーすらされなかった松浦は「4年生が役割を果たせなかった」と2カ月前の悔しさを振り返る。

 実力ある下級生の大活躍に焦りもあった。それでも松浦は「自分は自分のやらなきゃいけないことをやろう」と心を切り替えた。大会に臨むまでに気持ちを整え、結果を出すことにだけに集中。焦って走り急がないように、レース中には「落ち着いて、落ち着いて」と自らに言い聞かせた。

 「自分の力を出し切るためにここまでやってきた。やっと下級生に何かを残せてあげられたかな」と松浦。その背中を見た下級生たちが、来年からは新女王の座を守っていく。 

  (谷大平)

 

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