トップ > 中日スポーツ > サッカー > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【サッカー】

久保建英、レアル・マドリード移籍 バルサのライバルに年俸2億4000万円で

2019年6月14日 6時0分

日本代表デビュー戦となったエルサルバドル戦でシュートを放つ久保建=9日、ひとめぼれスタジアム宮城で(平野皓士朗撮影)

写真

 FC東京の日本代表MF久保建英(たけふさ、18)が、スペインの名門レアル・マドリードに完全移籍することが決定的となった。複数の関係者への取材で明らかとなった。4日に18歳となり海外移籍が解禁。当初は古巣・バルセロナ(スペイン)復帰で基本合意していたが、条件面で歩み寄れず、好条件のライバルクラブ加入に気持ちが傾いたもよう。交渉は最終段階に入っており、既にメディカルチェックも済ませ、契約書にサインするのみ。早ければ14日にレアル加入が正式決定する。

1年間はBチームで修行

 スペインの名門2クラブによる“クラシコ”にまで発展した久保建争奪戦は「白い巨人」(レアルの愛称)に軍配が上がった。

 久保建は10歳で、バルセロナ(以降バルサ)の下部組織に加入。世界中から集まったタレントの中でも輝きを放ち、現地でも高い評価を集めた。だが、国際サッカー連盟(FIFA)が定める18歳未満の外国籍選手獲得、登録違反のあおりを受け、2015年3月に帰国。FC東京の下部組織U―15むさしに加入後も順調にステップアップし17年には異例の16歳でトップ昇格を果たした。

 当初は海外移籍が可能となる18歳になる今夏のバルサ復帰で基本合意していた。バルサ側は久保建に年俸25万ユーロ(約3000万円)を提示し、下部組織出身選手の慣例となっている3部リーグ相当のバルサBでの2年間のプレーを求めていた。しかし、久保建側は認めず、交渉は暗礁に乗り上げていた。

 FC東京との契約は6月1日で満了。違約金なしで動ける身となった久保建には、バルサ以外にも、レアルやパリ・サンジェルマン(フランス)、バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)といった欧州のビッグクラブから大型オファーが届いていた。一方、東京からの契約延長オファーも検討していたが、既に習得しているスペイン語圏のクラブであり、バルサのライバルへの加入を決断したとみられる。

 関係者の話によると、レアルは条件面でバルサをはるかに上回る年俸200万ユーロ(約2億4000万円)を提示。レアルも3部リーグ相当のセカンドチーム(RマドリードB)を保有しており、1年間はそこが主戦場となるが、トップチームが出場する今夏の全米ツアーには同行する予定だという。

 レアルの下部組織には15歳の中井卓大も所属しており、将来的には夢の日本人コンビ結成も実現するかもしれない。

 ▼レアル・マドリード 1902年創設。本拠地はスペインの首都マドリード。ホームスタジアムは8万人超を収容可能な「サンティアゴ・ベルナベウ」。リーグ戦は33度の優勝、欧州チャンピオンズリーグでは前身大会の5連覇を含めて13度制し、ともに最多。2000年からジダン(現監督)、ロナウド(元ブラジル代表)らスター選手を集めて「銀河系軍団」と呼ばれた。ユニホームの色から「白い巨人」という愛称を持つ。「カスティージャ」という名のBチームは、3部相当のリーグで戦う。下部組織出身の選手が多く、かつては元スペイン代表FWラウル、同GKカシリャスらもプレー。

 

この記事を印刷する

PR情報

閉じる
中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ