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【サッカー】

なでしこ、格下崩せず アルゼンチンと0-0ドロー発進

2019年6月12日 紙面から

アルゼンチンと引き分けた日本=パリで(共同)

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◇女子W杯フランス大会1次リーグ 日本0−0アルゼンチン

 【パリ原田公樹】サッカーの女子W杯フランス大会1次リーグD組の日本代表(なでしこジャパン)は10日(日本時間11日未明)、当地での初戦で国際サッカー連盟(FIFA)ランキングで大きく劣る格下のアルゼンチンと0−0で引き分け、勝ち点1獲得だけに終わった。日本は圧倒的なボール保持率で序盤から試合を支配したが、プレースピードが遅く、攻撃も単調。自陣に引き、人数をかけて守備に徹する相手を最後まで崩せなかった。第2戦は14日(同22時開始予定)、フランス西部レンヌでスコットランドと対戦する。

◆慎重?!打開策講じず

 敗者のようにうなだれるなでしこと勝者のように歓喜するアルゼンチンの選手たち−。0−0ドロー決着を告げる試合終了の笛を合図に、ピッチ上で見せた両チームの姿が試合内容をつぶさに物語っていた。なでしこにとっては勝ち点1を手にしたのではなく、勝ち点2を失った試合だった。

 アルゼンチンとの力の差は歴然。日本は試合を支配し、ほぼ敵陣だけで試合を進めた。相手の反撃はたまに繰り出す“ジャブ”にも満たないカウンターだけ。だが失点リスクはほぼないのに、4バックと2ボランチは定位置で横パスを繰り返し、前戦への縦パスなど攻撃のスイッチを一向に入れない。高倉監督は「守備的に布陣を組んだわけではないし、その発想もなかったが、選手たちが慎重になってしまった」と振り返ったが、具体的な打開策を授けていたようにも見えなかった。

 中央を固める相手に対し、得意であるはずのパス交換からの崩しも、引いた相手に有効なミドル弾も数えるほどと工夫やアイデアも足りなかった。後半に入って全体的にコンパクトになり、プレースピードも少し上がる。同12分には得点力のある岩渕も投入したが、最後までゴールは遠かった。鮫島は「ハーフタイムに修正したけど、まだ後ろが重かった。もう少し前に行けた」と悔いたが、後の祭りだった。

 高倉監督は次戦・スコットランド戦に向け「チームの根幹は変わらないが、同じやり方ではない」と戦術面での変更を示唆したが、短期間でどこまで快方に向かうか。

 主将の熊谷は「選手それぞれ思うところはあるかもしれないけど、もうやるしかない」と早くも危機感を募らせた。負ければ1次リーグ突破すらもままならなくなる次戦。真価を問われる戦いが中3日で待ち受ける。

 

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