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【サッカー】

神戸、年俸総額40億円3トップ不発で黒星発進 バルサ化は苦難の船出

2019年2月23日 紙面から

C大阪−神戸 試合に敗れ、厳しい表情の(左から)イニエスタ、(1人おいて)ビジャ、ポドルスキ=ヤンマースタジアム長居で(黒田淳一撮影)

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◇J1第1節 C大阪1−0神戸

 サッカーのJリーグは22日、大阪市のヤンマースタジアム長居で明治安田生命J1リーグの開幕戦、C大阪−神戸があり、27年目のシーズンが始まった。試合はC大阪が1−0で制した。今季は外国籍選手枠が拡大。神戸の先発に元スペイン代表のイニエスタ(34)と新加入のビジャ(37)、元ドイツ代表のポドルスキ(33)と、いずれもW杯優勝経験のある豪華メンバーが並び、会場には4万2221人が集まった。史上2度目の3連覇が懸かる川崎は23日の初戦でFC東京と対戦する。最終節は12月7日。

 ビジャはがっくりと腰を折った。イニエスタは悲しげに空を見上げ、ポドルスキは怒りの表情だった。年俸総額約40億円の豪華3トップは不発で、4万2221人の大観衆を集めた開幕戦はまさかのゼロ封負け。「後味はいいものではない」とイニエスタ。吐き出すように語った言葉は苦渋に満ちていた。

 テーマは「バルセロナ化」。中央に入ったイニエスタが自由に動いてボールを握ると「この試合に向けて準備してきた」という新戦力のビジャが左に入り、右のポドルスキとともに細かいパスで絡み合いながら相手ゴールを襲った。

 後半11分。ポドルスキのパスを受けたイニエスタが3、4人のディフェンダーをあえて引き寄せ、スルーパス1本で絶好機を生み出した。背番号8を中心に複数人が連動し、狙い通りに崩し切った絶好機だった。

 だけど、押し込めない。時計の針が進むと、なぜか攻め急ぎ、イニエスタは珍しくミスを重ねた。ビジャとの連係は「あうんの呼吸」を感じさせたが、ポドルスキを含めた前線3人だけで勝てるほど甘くはない。

 後半32分、CKから痛恨の決勝被弾。「やっていることをやり続け、改善していくしかない」とイニエスタが言えば、ビジャは「自分たちのアイデンティティー、サッカーの姿勢は信じてやっていくべきだ」と努めて前を向いた。

 意図は見えたが、攻守で課題も反省点も山積み。神戸のバルサ化という途方もないチャレンジは、苦難の船出となってしまった。 (松岡祐司)

 

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