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【首都スポ】

[大学サッカー]法大の身長2メートル中野 いつかは日本一のGKに

2019年12月6日 紙面から

相手がお手上げ状態になってしまうくらいの完璧なゴールキーピングを目指しているGK中野=相模原市緑区の法大城山サッカー場で(いずれも北村彰撮影)

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 今季の大学サッカーは地域ごとのリーグ戦が終了し、11日に開幕する全日本大学選手権(インカレ)でフィナーレを迎える。4年生選手の来季進路が続々と発表される中、インカレ2連覇を狙う法大では、3年生GK中野小次郎(徳島ユース)が2021年シーズンからJ1札幌入りすることも内定している。200センチの長身守護神で、ゆくゆくは日本代表のゴールマウスに立つ可能性をも秘める逸材に自身が描く“未来予想図”などを聞いた。(取材&構成・関孝伸)

 −背は昔からかなり高かったのですか

 中野「小学校卒業のときは163センチでした。そんなにでかいわけではなかったんですけど、中学のときに1年に9センチずつ伸びて、190センチになりました。そのころには周りよりも頭一つ出ている感じでした。牛乳を特によく飲んだとかはないんですけど、よく寝て、よく食べたら、背が伸びていました」

 −高校でさらに高くなりました

 「1年に3センチずつ伸びて、199センチになりました。大学に入ってからもちょっと伸びたみたいです。それで200センチになりました」

 −大学にはどんな思いで入ってきたのですか

 「レベルが高い関東で4年間しっかりと頑張ろうと思っていました。プロになることを強く意識し始めたのは大学に入学してからです。徳島(J2)のトップチームには上がれなかったんですけど、徳島よりも上(のカテゴリー)のクラブでやりたいと考えるようになりました」

 −日本ではあまり見かけない超高身長GKなので、期待を寄せられています。2017年と18年に年代別日本代表のメンバーに選出されました

 「代表入りするまでは自分に自信を持てていませんでした。でかい割には動けるみたいな言われ方でしたし、周りのいい選手に比べると動きが明らかに遅かったので、自分自身に対する物足りなさや悔しさを感じていました。でも、代表である程度評価してもらって、それがすごく自信になりました。もっと頑張ろうという気持ちにもなりました」

 −1年のときは大学では試合に出ることはありませんでした

 「そこの部分では悔しさがありました。でも、代表に選ばれて中野小次郎の名前を関東で知ってもらえたので、そういう意味ではいい一年だったかなと思います」

 −2年になってチャンスが訪れ始め、関東大学1部リーグでは3試合に出場しました

 「デビューできたのは自分の中で大きなことでしたし、着実に成長していると実感しました。でも、3試合だけだったので、物足りなさもありました。先輩(GK)の壁を越えることができませんでした」

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 −今季は出番が増え、関東大学1部リーグでは9試合に出場しました

 「去年はリーグ戦3試合で4失点でした。今年は9試合で8失点と1試合平均の失点数が1点を切ったので、ある程度は満足できるリーグ戦になりました。『小次郎、すごかったよ』と言われるセーブをすることがあるんですけど、自分の中では普通(のセーブ)だったりします。自分の身長を生かすような体の動かし方が無意識のうちに徐々にできてきているからなのかなと思います。シュートを止められる範囲が広くなりました。成長を感じます」

 −ただ、終盤に腰を痛めて離脱したのは残念でした。スタメン出場が3試合続いていたタイミングでした

 「もったいなかったなという思いがあります」

 −2021年シーズンからの札幌入りが腰の負傷前に内定しました

 「札幌の練習に初めて参加したのは10月で、急な話でした。3日間だけだったんですけど、(加入内定は)即決みたいな感じでした。札幌に来てもらいたいという話がその練習参加のときに出たので『行きます』と伝えました」

 −今季はインカレを残すのみです

 「優勝しないと何も残らないと思います。ディフェンディングチャンピオンでもありますし、勝ち進まなければいけません。去年の優勝はスタンドで見ていたので、今年は自分が活躍して優勝したいです」

 −今後のレベルアップが楽しみです

 「昔から向上心を持ってやってきました。自分がうまいキーパーだと感じたことは全くなくて、逆にそれが向上心を継続させられる要因なのかなと思います。周りにはうまいキーパーがたくさんいるんだから自分はもっとやらなければいけないという意識で、ずっときました。プロになっても向上心を持って成長し続けられれば、気づいたら日本で一番(のGK)になっていたなんてことがあるかもしれません(笑)。動けるし、(シュートも)止めるし、足元(の技術)もあるしといった、何でもできるキーパーになりたいです」

◇アラカルト

 ◆長身あるある(1) 服は合うサイズの商品が実店舗にはなかなかないため、ネットで探す。買いに出かけることはまずない。

 ◆長身あるある(2) 電車の中で、つり革や広告をつるしてある横棒に頭をよくぶつける。

 ◆名前の由来 父親が次郎さん。その息子だからと「小」をつけ、小次郎と命名された。巌流島の戦いで有名な佐々木小次郎や「キャプテン翼」に登場する日向小次郎にあやかって名づけられたわけではない。

<中野小次郎(なかの・こじろう)> 1999(平成11)年3月5日生まれ、徳島市出身の20歳。200センチ、88キロ。同市内町小2年のときに地元のUSFCでサッカーを始めた。中学高校時代はJリーグ徳島の下部組織に所属。法大入学後、2017年にU−18日本代表、18年にU−19日本代表のメンバーに入った。関東大学1部リーグ通算12試合出場12失点。2021年シーズンからの札幌加入が内定している。

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 首都圏のアスリートを全力で応援する「首都スポ」。トーチュウ紙面で連日展開中。

 

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