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【首都スポ】

[大学サッカー]絶対1部残留! 流通経大MF宮本優太「強い流経に戻る」

2019年10月18日 紙面から

「絶対に残留するぞ」と誓いを立てたMF宮本。強い流通経大の復活を目指す=茨城県龍ケ崎市で(斉藤直己撮影)

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 第93回関東大学サッカー1部リーグ(東京中日スポーツ後援)は第16節まで消化し、残り6試合となった。明大の優勝決定が時間の問題となっている一方で、1部残留をかけた争いが白熱化しつつある。過去3度のリーグ制覇を誇る流通経大が現在2勝2分け12敗の勝ち点8で最下位と大ピンチ。下級生に人材がそろうだけに、2部落ちしてしまうには惜しいチームだ。降格圏外となる10位との勝ち点差は7だが、ライバルとの直接対決を残しているため、挽回の余地はある。2年生にしてキャプテンシーを発揮する、MF宮本優太(流通経大柏)に残留に向けての意気込みなどを聞いた。 (取材・構成、関孝伸)

◆状況良くなった

 −現時点で最下位と不本意なリーグ戦を送っています

 宮本「シーズン前の練習試合で負けなかったので、この感じでいけば、もしかしたら優勝できるかもしれないと考えていました。でも、開幕からの3試合(1分け2敗)くらいで、流れが悪くなってしまいました」

 −第2節から8連敗を喫し、第10節でようやく初勝利を挙げました

 「ずっと負け続けるのは苦しいです。でも、応援してくれる人がいますし、逃げ出すわけにはいきません。2年生ですけど、常に一番声を出すとか、練習中からアグレッシブにやるようにしています」

 −ピッチに立てば、学年は関係ありません

 「去年の反省として、1年生だろうが、言うべきことは4年生に対してももっと言った方が良かったと感じました。ですから、今年はキャプテン(DF本村武揚、4年・流通経大柏)にも結構強く言っています。タケ君(本村)が練習で声を出していなかったら、『そんなんじゃ、誰もついてこないよ』って言っちゃっています」

 −宮本選手はすでにチームリーダーの一人ですね

 「自分はダメなことはダメだとしっかりと言いたい方なんです。『(2年生の)今の時期からいろいろとやってかまわない』とコーチとかからも言われていますし、やりがいがあることなので、言うようにしています。総理大臣杯(全日本大学トーナメント)予選の1回戦(6月8日)で負けた後に、本気で変わらなくちゃいけないと思いました。それからは言うべきことはきつく言っています。この間も、先輩に対してメチャクチャ怒鳴って、ケンカみたいになりました。でも、それくらいしないと勝てないと考えています」

 −不振の原因をどのようにとらえていますか

 「2年生が多い分、経験不足を感じます。若い選手が多いことの悪い部分が出てしまいました。少し押され気味になったら、そのままペースを握られて失点するとか、攻めていたのに、集中力が切れたところを突かれて失点するとか、そういう試合がありました」

 −後半戦は1分け3敗のスタートでしたが、前節の一戦で勝利をつかんだので、流れが変わるかもしれません

 「引き分けの後に3連敗しちゃって、正直、このまま2部に降格するんじゃないかなと思いました。でも、(前節の)中大戦で勝てて、この内容を毎試合続けられれば、1部に残留できるんじゃないかと思えるようになりました。光が少し見えてきました」

 −中大戦の勝ち方が良かったわけですね

 「相手にボールを持たれる時間がメチャクチャ長かったんですけど、集中力を切らさずにやれました。全員で声をしっかりとかけ合って守備をする中から、隙を見て(ゴール)チャンスを生かしました。いい試合ができたと思います。チーム状況は良くなっています」

◆負けてたまるか

 −10位以内に入って残留を勝ち取れば、現チームの主力選手たちが3年生になる来季は優勝候補にもなり得ます

 「自分たちの学年には能力が高い選手が集まっています。苦しい中で勝つことを今回のリーグ戦で何度も経験できれば、強くたくましくなって、来年は優勝を狙えます。だからこそ、何としてでも1部に残りたいです。自分たち2年生が試合に多く出してもらっているのは中野(雄二)監督の期待の表れだと感じますし、その期待を裏切りたくありません。流経は強くなければいけないチームですし、強い流経に戻らなければなりません」

 −大学の所在地は茨城県ですが、地元で行われた国体成年男子の部(9月30日〜10月3日)にリーグ戦の合間を縫って参加し、見事に優勝しました。関東大学リーグと国体の同時参加は珍しい体験でしょう。宮本選手のほか、茨城県選抜のメンバーのほとんどが流通経大の選手でした。優勝したことで、勝ち癖がついたかもしれません

 「最高の瞬間を味わうことができて、うれし泣きしました。チームが一致団結して優勝できたあの経験を(大学の)リーグ戦でも生かしたいと思います」

 −6月には日本代表のDF長友佑都選手(ガラタサライ)にありがたい言葉をかけてもらったそうですが、これもなかなかない経験でした

 「トレーニングを一緒にさせてもらう機会があったんですけど、『きついときを乗り越えれば、必ず強くなれるよ』と言っていただきました。プロの世界で活躍する人が言うことだから間違いないだろうと考えて、どんなときでも自分の体にムチを打ってやるようになりました。何事も絶対にあきらめちゃいけないと思いました」

 −ここからのリーグ戦でも最後まであきらめない気持ちで戦ってください

 「絶対残留、負けてたまるかという思いで頑張ります」

アディダスがお気に入り。これまでに所属した、全チームのユニホームがアディダスのため、愛着がある

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◆アラカルト

 ◆車 マイカーを持っているため、オフの日は友だちと車でよく出かける。住んでいる茨城・龍ケ崎市から筑波山や東京にドライブに行ったり、アウトレットやショッピングモールに繰り出したりする。

 ◆甘いものが大好き 小さい頃からミスタードーナツのファンだが、龍ケ崎市には残念ながらミスドがない。そのため、車で20分ほどかかる、つくば市の店舗まで、わざわざ出向くことがある。ミスドのドーナツが無理なときにはスーパーマーケットのシュークリームなどで我慢する。

<宮本優太(みやもと・ゆうた)> 1999(平成11)年12月15日生まれ、東京都練馬区出身の19歳。170センチ、70キロ。3歳の頃から父親とボールを蹴り始め、同区立田柄小1年のときに初めてチームに所属した。田柄FCからForza‘02を経て流通経大柏高(千葉)へ。同高3年時に主将として全国高校総体で優勝し、全国高校選手権でも決勝まで勝ち上がった。同選手権終了後に日本高校選抜入り。流通経大では1年時の途中から出番を得て、現在は中心選手として活躍する。関東B・北信越大学選抜。

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