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【首都スポ】

北條巧、ガンガン攻めて連覇だ! 6日に日本トライアスロン選手権

2019年10月2日 紙面から

大会に向け調整する北條巧=東京都渋谷区で(久野功撮影)

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◇第25回日本トライアスロン選手権(2019/東京・台場)

 2019NTTトライアスロンジャパンランキング最終戦▽6日▽お台場海浜公園(スイム1・5キロ)、臨海副都心特設会場(バイク40キロ、ラン10キロ)▽男子58人、女子55人▽日本トライアスロン連合、東京中日スポーツ・東京新聞主催

 前回大会史上3人目の学生王者となり、新・お台場男に名乗りを上げた北條巧(23)=博慈会・NTT東日本・NTT西日本=が、2020年東京五輪で会場となるお台場に成長を遂げた姿で戻ってくる。この1年で世界ランキングで50位以内に入り、日本ランキングは1位。名実ともに日本一のトップ選手になった。社会人1年目の節目の今大会で2連覇を飾り、さらなる飛躍のきっかけをつかむ。 (フリージャーナリスト・辛仁夏)

 −昨年の日本選手権で初優勝してから1年

 北條「あの大会の前に出たU−23世界選手権でズタズタにされて。『日本の大会ではどんな展開でも勝たないといけない』という気持ちになっていた時に出場し、勝利しました。世界で戦いたいのに戦えていない自分にとって、昨年の優勝は世界に向けた次のステップとして捉えた感じです。(今大会は)確実に優勝したいですけど、『2連覇を狙うぞ』というよりも、世界を見据えた攻めて勝ちにいく戦いをしたいです」

 −元祖・田山寛豪さんからバトンを受け取った新・お台場男として初の日本選手権になる

 「2代目になれるかどうかはあまり考えていませんが、東京五輪の舞台がお台場なので、日本のトライアスロン界を引っ張って、世界で戦う『お台場男』の名前は欲しいですね」

 −ここ最近の成績は?

 「海外遠征に出始めた昨年は、アジアの大会に出場して確実にポイントを獲得しましたが、今年はW杯やワールドシリーズというトップレベルの大会に参加して、オリンピック選考大会にもなっている世界の舞台に出てきました。でも、25位から40位くらいの間で、いい成績ではなかったです。ただ、5月に中国の成都であったW杯では、自分の理想とするスイムで上位につけて逃げ切るという展開で6位入賞ができ、そこでオリンピック選考基準をクリアできたのは大きな成果でしたね」

 −世界の舞台で戦ってきて何を感じるか?

 「(所属先の先輩)細田雄一選手と話した時に、世界で戦える種目が1つでもあれば、うまくいけば入賞を狙え、勝ちパターンを見つけられると思ったので、(競泳選手だった自分が)得意のスイムを優先して強化してきました。スイムで先頭集団について勢いに乗る戦いをしたら成績がついてきたので、手応えはあります」

 −新たな目標は?

 「世界の舞台で戦うようになって、3種目とも足りないところがどんどん出てきて、なかなか難しい自分がいます。それでも、出場するだけでいいと思っていた東京五輪では8位以内に入りたい気持ちになってきました。今は世界の大会では後ろの方でレースをすることが多くて参加できていないと感じています。だから、これまでやってきた日本一の練習をベースに、世界一を目指して質を高めるスピード練習を取り入れています」

 −東京五輪に向け

 「社会人になって、プロに近い形で競技に専念できるようになったので、これからも大学で始めたこの競技の楽しさを忘れないで、今後は応援してくれる皆さんのために、いい成績を出せるようにしないといけないし、人に影響を与えられる存在になりたいです。若手筆頭の選手としての自覚はあるので、期待を重圧に感じないで、ガンガン行きたいです!」

日本トライアスロン選手権表彰式で笑顔を見せる男子初優勝の北條=2018年10月14日、東京都港区で

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◆北條巧アラカルト

 ●いちずな思い X−JAPANとKARAが好き。昨年のインタビュー時と変わらず、「X−JAPANはビジュアル系で初めてのことをやるバンドで目標が明確にあって格好いい」。

 ○ヘアスタイル 「hideさん(元X−JAPAN、故人)が言っていたことですが、『髪をピンクに染めても、人よりも当たり前のことを当たり前にやっていなかったら、駄目でしょ!』と。その思考が格好いい。日本選手権ではヘアスタイルのチェンジを考えています」

 ●両親に恩返し 「社会人として収入を得るようになって、いままで本当にたくさんのお金を(自分に)使ってくれた親に少しずつ返せるようになり、やっとお金の面で迷惑を掛けずにできるようになりました」

 ○北條家男子の名前の由来 「北條の家系では、男はみんな漢字一文字で、三文字読みです。そういう決まりなのかは分からないんですけど、おじいちゃんも、お父さん(努=つとむ)も、お父さんの弟2人も、弟の正(まさき)もみんなそうです。格好いいと思っています!」

<北條巧(ほうじょう・たくみ)> 1996(平成8)年4月7日生まれ、埼玉県北本市出身の23歳。173センチ、62キロ。4歳から熊谷高卒業まで水泳(専門はバタフライ)で、トライアスロンは日体大入学後に始めた。2017年、デュアスロン(ランとバイク)、トライアスロンの学生タイトル3冠。18年日本選手権初優勝。今年はアジア選手権個人2位、混合リレー優勝のほか、アジアカップ2勝。両親と2歳下の弟との4人家族。

    ◇

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