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【首都スポ】

[大学サッカー]逆襲誓う流通経大守備のキーマン DF本村主将「もっと体を張る」

2019年5月24日 紙面から

復調が待たれる本村。主将が調子を取り戻せば、チームも波に乗れるはず=茨城県龍ケ崎市の流通経大龍ケ崎キャンパスで(七森祐也撮影)

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 第93回関東大学サッカー1部リーグ(東京中日スポーツ後援)は第6節まで消化した。昨季8位の流通経大は現在5連敗中。1分け5敗の勝ち点1で最下位と厳しい状況にあえぐが、タレント的にはこのような順位でくすぶるチームではない。浮上のきっかけをつかみたいともがいているところだ。DFリーダーの本村武揚主将(4年・流通経大柏)を中心に立て直しを図る。リーグ初参戦のMF山口大輝(4年・西武台)に大ブレークの期待が寄せられる。 (関孝伸)

 最上級生として充実のシーズンを過ごすつもりだったが、不本意な日々を送っている。ヘディングの強さとカバリングの巧みさを身上とするDF本村主将。実力派のセンターバックだけに、第6節終了時点でリーグ最多となる総失点17は屈辱的な数字と言えるだろう。

 3月に参加した全日本大学選抜の遠征では、本来の守備能力を発揮できていた。

 「調子がよくて、リーグ戦にもいい感じで入れると思いました」

 ところが、開幕戦で3失点してつまずいた。本村だけの責任ではもちろんないのだが、複数失点の試合がここまでの6戦のうち5戦で、成績は1分け5敗。守れず勝てない状況が続く中、守備の要のプレーから積極性が失われていった。

 「全日本(大学選抜)でやれたプレーが今はできていません。ミスしちゃいけないという思いが強すぎて、消極的になっているみたいです」

 慎重さを通り越し、ビビったプレーをしているとの指摘をスタッフから受けたという。負の連鎖に陥ってしまった感じだが、いつまでもそこにはまっているわけにはいかない。以前の姿を取り戻すためにも、変に考えすぎず、まずはシンプルにプレーする。

 「とにかく、もっと体を張って守ります。それが最後のところでできていないから失点が多いんです。耐えて、失点ゼロに抑えます。こいつがいれば絶対に失点しないと言われる選手になりたいんです」

 加えて、主将としてチーム全体にも変化を求める。

 「(チームとして)仲よしこよしになりすぎていました。ダメなプレーはダメと強く言うことができていませんでした。これからは強く言いますし、練習からケンカするくらいのバチバチとした環境をつくります」

 優しい主将がピッチ上では鬼になる。チームをどん底からはい上がらせるため、必死に守り、そして、厳しい口調でキャプテンシーを発揮していく。

「早く1勝したいです」と切実な思いを抱く、流通経大のDF本村(左)とMF山口

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◆本村アラカルト

 ◆榎本武揚 幕臣や政治家などとして江戸時代から明治にかけて活躍した、榎本武揚にあやかって命名された。親が歴史好き。ちなみに3歳年上の兄の名前は龍馬だ。

 ◆野球 小さい頃はプロ野球選手になりたかった。親や友だちとキャッチボールをするのが好きで、サッカーを始めた当初も野球の方がお気に入り。ダルビッシュ有(カブス)にあこがれ、ダルビッシュモデルのジュニア用グラブを買ってもらった。今も暇を見つけては、サッカー部の仲間とキャッチボールを楽しんでいる。

<本村武揚(ほんむら・たけあき)> 1997(平成9)年6月20日生まれ、東京都八王子市出身の21歳。177センチ、75キロ。地元のこのみ保育園年長組のときに松が谷FCでサッカーを始めた。小学校卒業時まで同クラブでプレーし、小2から小5にかけては東京Vのスクールにも通った。FC多摩から流通経大柏高(千葉)に進み、同高1年時に高円宮杯U−18プレミアリーグで日本一を経験。2年時の全国高校選手権では3位に入った。流通経大では入学直後から出番を得てきた。全日本大学選抜。

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