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【首都スポ】

[リンクホッケー]日本一かけ、きょう開幕 スペインから西村兄妹参戦

2019年5月15日 紙面から

スペインから帰国、所属クラブユニホームで日本一を誓う西村勇希(右)と妹の真美

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 全日本リンクホッケー選手権大会(日本ローラースポーツ連盟主催、東京新聞・東京中日スポーツなど後援)が15日に東京ドームローラースケートアリーナで開幕する。男子が第60回、女子が第32回を迎え、日本代表選考も兼ねて開催。スペインのプロチーム、スフェリック・テラッサ所属の西村勇希(27)が、同じテラッサの女子チームでプレーする妹・真美(19)とともに帰国しGFクラブのメンバーとして参戦、プロの技を見せる。男女合わせて19チームが令和元年の日本一を目指して19日まで熱戦を繰り広げる。 (小原栄二)

 リンクホッケーのとりこになって、私立武蔵野高を卒業後に18歳でスペインにわたり9年。西村勇希が2年ぶりに日本でプレーする。最高峰の戦いの場ワールドローラーゲームズがスペイン初開催とあって日本代表入りするために、期間限定で古巣のGFクラブに復帰。代表選考も兼ねる全日本に出場する。「2年前に日本では引退したつもりでしたが、代表入りするために戻ってきた」

 リンクホッケーは、スペイン、ポルトガルなど欧州では絶大な人気。国際オリンピック委員会(IOC)元会長のフアン・アントニオ・サマランチも元選手で1992年のバルセロナ五輪では公開競技となり、西村の父・祥司さん(61)は日本代表として出場。そのDNAを受け継ぐ勇希はものごころつくころには、ローラースケートをはいていた。「ほかの子が、お父さんとキャッチボールをするような感じでした」。父が所属していたGFクラブの練習場が遊び場だった。

 中学に入る直前の春休みにポルトガルでクラブチームの練習会に参加。このときに、プロの試合を初めて観戦し、スピード、激しいコンタクトプレーに圧倒された。「ポルトのホームゲームで、日本のプロ野球でいえば巨人−阪神戦のような伝統の一戦。すごい迫力に魅了された。日本には自分と相手できる同世代選手はいなかったので、こういうところでやりたいと思った」

 高校を卒業してすぐにプロテストを受け、世界最高峰スペインOKリーグの名門レウスに入団。「サッカーでいえば、レアルのようなクラブ。タクシーの運転手に、何をしに来たのかと聞かれ、ここでプレーすると言ったら、料金はいらないから頑張れと言われました」。

 プロはすごかった。パスも強烈で、スティックで受け止めた衝撃で手首を骨折したこともあった。レウスでは出場機会に恵まれず、いまは1部復帰を目指すバルセロナ郊外のテラッサに所属し修業中だ。

 「上から目線のようになりますが、日本のファンにプロのプレーを見せて、このスポーツの魅力を感じてもらいたい」と目を輝かす。6月30日からのワールドローラーゲームズのリンクホッケーの日本が試合する会場がくしくもテラッサのホームスタジアム。「代表に選んでいただいて、地元のファンに、日本代表での姿も見せたい」と力を込めた。

日本一に向け練習する勇希(右)=茨城県古河市で(小原栄二撮影)

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