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【首都スポ】

[大学野球]六大学ジャパンエース候補 明大・森下 中日・柳以来のエース主将

2019年4月30日 紙面から

中日・柳以来となるエース主将で優勝を目指す明大・森下暢仁投手

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 東京六大学野球の今春リーグ戦は好投手が目立っている。昨年の大学ジャパンで先発陣の柱として活躍した明大の森下暢仁投手(4年・大分商)は、中日も注目の今秋ドラフトの1位候補。立大の田中誠也投手(4年・大阪桐蔭)は2年続けての大学ジャパン入りへ、2シーズンぶり勝利で復活した。第3週で平成の戦いは終わり、時代は令和へ。元年の大学ジャパン入りもかかる競演がさらに熱をおびる。 (小原栄二)

 開幕カードの立大との3回戦。明大の森下は、主将になって精神的に成長した姿を見せた。4点リードの8回、先頭に左前に二塁打。シングルヒットですんだような打球で、昨年までなら無失点に抑えようと力んだかもしれないが、1点を失いながらも後続2人を内野ゴロ。「1点は仕方がない。チームが勝てばいいだろうと思いました」と振り返った。

 主将に指名した善波達也監督(56)は「かなり責任感が出てきました。チームのこと、周りのことを見て行動するようになった」と信頼を寄せる。もともと主将候補だった野手が、けがでチームを離れとき、森下がチームをまとめた。「こういう一面もあるんだと思った。全然考えていなかったんですが、マサト(森下)のキャプテンという選択肢もあるなと思いました」。その選択が吉と出た。

 中学時代は軟式野球。地元の公立校の大分商にごく自然に進学し、1学年上の左腕・笠谷俊介投手(ソフトバンク)の存在がプロを意識させるようになった。「スカウトが来たりしていて、実際に笠谷さんがプロになって、自分も行きたいと思うようになりました」。高校時代もプロ注目だったが、在学中だった坂本(阪神)や柳(中日)からの言葉に突き動かされて進学を選んだ。「たくさんのことを学べると言われました。大学でやってからでも遅くはないと思った」

 1年春に右肘を骨折、2年秋には肩も痛めて「思うとおりにいくことがほとんどなかった」という3年間だったが、ラストシーズンは快調だ。開幕投手となった立大戦こそ6イニングを4失点で、田中に投げ負けたが、3回戦で1失点完投。早大戦は1回戦で8イニング無失点のあと連投で救援、チームを連勝に導いた。プロスカウトのスピードガンで最速155キロもマークしたが、森下は「最速は153キロ」と神宮球場のスピードガン表示にこだわる。直球で押すだけでなくカーブで緩急をつけ、チェンジアップで奥行きも出せる。ロッテの永野スカウトは「野球に対してすべての面でセンスがいい。ドラフト1位候補です」と最高評価。もちろん、中日も1位候補リストに挙げている。

 大学ジャパンのエースとしても期待される。昨夏は、日米野球、ハーレムベースボールウイーク大会でともに開幕投手。「2年、3年と代表に入れてもらって、ここで外されたら、それだけの取り組みしかできなかったと言われる。しっかり結果を出して、ことしも選ばれたい」。令和元年の日の丸エースにふさわしい結果を出せば、柳がエースで主将だった2016年の春秋連覇以来、遠ざかっているリーグ制覇にもつながる。

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