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【首都スポ】

[社会人野球]セガサミー“進取果敢”で挑む初頂点 3・11発進!

2019年2月18日 紙面から

創部14年目で初の日本一を目指すセガサミーナイン=宮崎市佐土原町で(小原栄二撮影)

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 昨夏、創部14年目にして初の都市対抗4強入りを果たした社会人野球のセガサミーが、悲願の日本一を狙う2019年シーズンが始まる。1月28日からの宮崎県・佐土原町での春季キャンプには、中央学院高3年で春夏の甲子園に出場した大谷拓海外野手らルーキーも参加し、チームの底上げに努めた。「進取果敢〜感謝を感動で恩返し〜」をスローガンに掲げた今季は、日本選手権出場権もかかった東京大会(3月11日開幕・神宮ほか)から発進する。 (小原栄二)

 初めて4強入りした昨夏の都市対抗は準決勝の三菱重工神戸・高砂戦で0−1の敗退。1点の重みをかみしめて向かった秋の日本選手権は本大会切符を逃し、2014年に準優勝、16年から3年続けて敗退した。就任6シーズン目を迎える初芝清監督(51)は「都市対抗で2回戦の壁を破ったのはいい経験になったが、どうつなげていくか」と強調する。

 大活躍したエース森脇(現西武)と元DeNAで主将だった赤堀が抜けた穴は小さくないが、新主将の宮川(東洋大)ら社会人5年生が埋める。ピッチャーでは氏家(東京国際大)、石垣(中大)、捕手の須田(立正大)、そして内野手の砂川(駒大)、強打の外野手・本間(立正大)。初芝監督は「彼らがやってくれないと」と名前を挙げた。今秋ドラフトで指名解禁となる2年目選手では、左腕の東(日大)はポスト森脇の有力候補に名乗りだ。

 チームスローガンは「進取果敢〜感謝を感動で恩返し〜」。新しいことに取り組み、果敢に攻める「超積極」の思いを込めた。4月入社のルーキー5人も参加した宮崎・佐土原キャンプでは打力も上積み。「都市対抗4強越え、4年ぶり日本選手権出場」を最低限の目標に社会人2大大会の優勝を狙う。

◆神宮などで4日間

 社会人野球の開幕を告げる東京大会は3月11日に開幕、神宮球場などで4日間の日程で行われる。セガサミーなど16チームが出場、A〜Dブロックに分かれて予選リーグを行い、上位4チームがトーナメントに進出、14日が準決勝と決勝。セガサミーはDブロックで、東邦ガス(11日・岩槻川通公園)、東芝(12日・神宮)、JFE西日本(13日・神宮)の順に対戦する。

◆二刀流封印!! 大谷拓海外野手

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 高校では最速145キロのエースで4番だったが二刀流を封印して外野手に専念。「今シーズンはバッターとして貢献したい」。フリー打撃では柵越えを連発、潜在能力の高さを見せている。昨年5月の練習試合中、マウンド上で右こめかみ付近に打球を受けて頭蓋骨骨折。夏の甲子園は外野手での出場にとどまったが回復。「休めば野球ができると言われていたので、じっくり治しました」。昨夏に比べて10キロ近く太って最大87キロになっていたが大減量、ベストに近づいてきた。

<おおたに・たくみ> 2000年7月13日、千葉県印西市育ち。182センチ、82キロ。中央学院高。外野手。右投げ左打ち。

◆高速スライダー 伊波友和投手

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 最速147キロ右腕の新しい武器は速いスライダー。近大4年秋の明治神宮大会・準々決勝でリリーフ登板して無失点で手応えを得た。「次のステップにつながるいい終わり方ができた」。そのとき使ったのが習得したばかりで「発展途上、これからが楽しみ」という速いスライダー。沖縄・美里工でセンバツに出場、プロにも注目された。近大では伸び悩んだが「志高く、心優しく、アホ忘れず」がモットーで羽目も外せる明るさで、2年後のプロ入りに向け仕切り直す。

<いは・ともかず> 1996年5月1日、沖縄県宜野湾市生まれ。179センチ、82キロ。美里工−近大。投手。右投げ右打ち。

◆右の長距離砲 西村僚太外野手

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 日本文理大では、右太もも肉離れなどで3年以降はベンチが多かったが社会人でリスタート。悔しさをバネにした。高校2年夏の佐賀大会決勝・有田工戦。夏の甲子園初出場にあと1死だった9回2死から追いつかれて延長11回サヨナラ負け。「あの悔しさがあったから野球を続けている」。日本文理大2年の春秋は勝負強い打撃で全国大会出場に貢献した。右の長距離砲候補は「不安はあったが(実戦勘も)少しずつ戻ってきた」とシーズンに照準を合わせる。

<にしむら・りょうた> 1996年4月22日、佐賀市生まれ。181センチ、83キロ。早稲田佐賀−日本文理大。外野手。右投げ右打ち

◆侍の経験武器に 吉田高彰捕手

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 侍ジャパン大学代表捕手らしい存在感。バッテリー担当の椎木コーチは「ジャパンの経験は大きな武器になる」と期待する。代表では1年上に小畑(現トヨタ自動車)がいた。「キャッチング、スローイング全てにおいて、まだまだ。バッティングも守備も全体的に力不足だと思いました」と貪欲に吸収した。智弁学園(奈良)の小坂監督から「おまえは関東の大学でやらないといけない」と送り出された。巨人の岡本とは智弁学園でチームメート。「いずれはまた同じ舞台に立ちたい」

<よしだ・たかあき> 1996年6月8日、奈良市生まれ。180センチ、80キロ。智弁学園−上武大。捕手。右投げ右打ち

◆大学で主将 市根井隆成外野手

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 オリックスの後藤駿太が前橋商でプレーしていたのを見て、強肩強打にあこがれて迷わずに前橋商に進んだ。強豪私学に押されて甲子園には行けなかったが、上武大では主将としてチームをけん引、大舞台経験も豊富。「大学1年のときに創価大の田中正義さん(現ソフトバンク)を打って、ちょっと自信がつきました」。宮崎キャンプの紅白戦で本塁打を打つなどしてアピール。「1年目らしくガツガツやって、レギュラーに定着したい」と力強い。

<いちねい・りゅうせい> 1996年10月13日、前橋市生まれ。178センチ、86キロ。前橋商−上武大。外野手。右投げ左打ち。

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