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【ラグビー】

開幕戦芸術トライの福岡堅樹「来季もパナソニックでプレー」15人制“引退撤回”当面は7人制との二刀流

2020年1月12日 19時28分

ダイビングトライを決めるパナソニックWTB福岡堅樹

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◇12日 ラグビートップリーグ第1節 パナソニック34-11クボタ(熊谷)

 ラグビーのトップリーグ(TL)が12日、各地で開幕し、史上初の8強入りを果たした昨秋のW杯日本大会で列島を熱狂に巻き込んだ桜の戦士たちが各チームに分かれて国内最高峰の戦いの火ぶたを切った。埼玉・熊谷ラグビー場ではパナソニックがWTB福岡堅樹(27)の2トライを挙げる活躍などでクボタに34―11で快勝発進した。

 感謝の思いは極上のトライで伝えた。熊谷開催のTLでは史上最多の1万7722人が集結。その視線を独り占めしたのが、日本代表のW杯8強進出に大きく貢献し、今年は7人制で東京五輪を目指すパナソニックのWTB福岡だった。

 6―3で迎えた前半17分、SO山沢のキックパスに反応したCTBライリーのタップパスを受けてインゴールへ。「W杯日本代表、福岡のトライ!」という場内アナウンスに観客席は沸いたが、本人は「あれはボールをもらって置いただけ」とサラリ。本領発揮は直後の21分だ。

 左タッチ際でボールを受けると、わずか1メートルほどの幅でタックラー2人を突破し、猛然と加速。「正対したとき、相手が構えて止まっていたので外を抜けると思った」。そこから50メートル5秒8の豪脚がフル回転した。最後はゴール前で待ち構える元サンウルブズのチームメート、FBファンデンヒーファーのタックルを飛び越えながらインゴールへダイビング。イメージ通りの芸術的トライ。観客席からは驚愕(きょうがく)のどよめきがあがった。

 W杯のあとは東京五輪を目指すため、すぐ7人制に合流する―。福岡は以前からその意向を明かしていた。だがW杯で8強に勝ち進み、国内のラグビー熱が盛り上がる中で違う気持ちも芽生えてきた。

 「今まで支えてくれたチームに少しでも貢献してからセブンズ(7人制)へ行きたい。きょうは自分らしい走りを見せて、勝利に貢献できて良かった」

 トップリーグでの最終出場は「まだ確定していない」というが、7人制の競技特性にあわせた肉体改造を考えれば次節のトヨタ自動車戦までとなりそう。とはいえ、それが15人制の福岡の見納めというわけではない。

 「東京五輪の後は、来季もパナソニック所属でプレーします」。世界を驚かせた“日本のフェラーリ”は、7人制と15人制の二刀流で突き進む。

 

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