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【ラグビー】

ついに封印解かれた「荒ぶる」早大11大会ぶり大学日本一!「勝ちポジ」合言葉に新国立で躍動

2020年1月11日 21時31分

優勝を決め、コブシを突き上げて喜ぶ斎藤主将(右端)ら早大フィフティーン

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◇11日 ラグビー全国大学選手権 決勝 早大45-35明大(東京・国立競技場)

 早大、11大会ぶりの大学日本一! ラグビーの第56回全国大学選手権は11日、東京・国立競技場で決勝を行い、早大(関東対抗戦2位)が45―35で前回優勝の明大(同1位)に勝ち、第45回大会(2008年度)以来、史上最多を更新する通算16度目の優勝を飾った。

 歓喜の胴上げが終わった国立競技場のグラウンドに、127人の部員が輪をつくった。斎藤直人主将(4年・桐蔭学園)が「思い切り歌うぞ!」と叫ぶ。

 ♪荒ぶる吹雪の逆巻く中に……。

 歌声はすぐ、部員全員の大合唱となって国立競技場に響いた。日本一になったときにだけ歌う早大ラグビー伝統の勝利の歌「荒ぶる」が、ついに封印を解かれた。

 「6万人近いお客さんの中で、新しい国立競技場で初めてのラグビーの試合ができて、そこで勝って優勝できた。うれしいです」。斎藤主将は声を弾ませた。

 頂点から見放されていた11年間が信じられないような戦いぶりだった。開始9分、斎藤が新たな国立でのラグビー初得点となる先制PGを決め、12分にナンバー8丸尾崇真(3年・早実)が初トライ。勢いづいた赤黒ジャージーは素早い展開で明大防御を切り裂き続ける。CTB長田、フッカー森島、フランカー相良が次々とインゴールを攻略。31―0の大差で折り返し、後半は明大の猛攻を浴びながらもスクラムで相手ボールを奪うなどツボを押さえたゲーム運び、最終的には45-35で逃げ切った。

 3シーズン前、斎藤主将とSO岸岡智樹(4年・東海大仰星)、CTB中野将伍(4年・東筑)が1年生トリオとして華々しくデビュー。低迷打破の切り札と期待されたが、1年時は大学選手権準々決勝で、2年時は8強にも進めず敗れた。昨季就任した相良南海夫監督(50)は選手に主体性を求めた。指示待ちから自ら考えるラグビーへの転換。岸岡は「今年は、日本一になる強い気持ちを持ち続けられた」と振り返った。

 合言葉は「勝ちポジ」。走りだす前にコンタクトできる強い姿勢をつくり、先手を取る意識。春から使い続けた言葉はこの日の試合中も響き、接点で明大を押し込んだ。新スタジアムで初めてのラグビー試合という最高の舞台。歴代最多優勝を誇る名門は、令和初代王者として再び頂点に立った。

 

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