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【ラグビー】

ラグビー・姫野和樹トヨタ自主将、悲願の初Vへ最高のお手本とともに トップリーグいよいよあす開幕

2020年1月11日 0時29分

ボール保持者の姫野主将をサポートするリード(右)

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 ラグビーのトップリーグ(TL)が12日に開幕する。昨年はW杯日本大会で列島が沸いた。選手たちは、その熱狂をブームで終わらせてはならないと燃えている。日本代表史上初の8強入りに貢献したトヨタ自動車のFW姫野和樹主将(25)もその1人だ。チームにもW杯ニュージーランド代表主将でナンバー8のキーラン・リード(34)が新加入し、新たな化学反応に期待が集まる。開幕戦は昨季3位のヤマハ発動機と敵地でぶつかる。

 古豪復活だ。昨季4位のトヨタは体制も戦術も一新した。選手だけじゃない。W杯でニュージーランド(NZ)代表を率いたスティーブ・ハンセン前監督を相談役に迎えた。スーパーラグビーなどでコーチ経験を積んだNZ人のサイモン・クロン新監督とともに、パスでボールを動かす王国流ラグビーで悲願のTL初制覇を目指す。「姫野とリードの関係性は完璧だ。互いに協力し合って成長している」と評価するクロン監督。姫野主将とリードが織りなす相乗効果は期待通りのようだ。「リードの統率力、ラグビーの知識は世界最高峰だ。姫野はそのリードから主将として、選手として多くのことを学び取っている」

 姫野自身も実感する。「リードはコミュニケーション能力が高く、基礎がしっかりしている。小さなことも大事にするところが、一流の選手なんだなと思う」。プレーでは「タックルを盗みたい」との言葉通り、タックル練習ではいつも2人は近くにいる。オールブラックスで127キャップを誇るリードも技術、経験を惜しみなく伝えようとしている。12月下旬、チーム練習に合流した初日から円陣で声を枯らした。特に姫野に対しては「同じポジションなので、自分の経験を教えやすい。逆に姫野から教えてもらうこともある。互いの理解を深めていきたい」。謙虚に歩み寄る2人の姿勢はトヨタの強みとなりそうだ。

 姫野はTL優勝に意気込む一方で、W杯の盛り上がりを引き継ぐ使命感にも駆られる。「ラグビーへの関心が高まっている。でもこれからが大事。僕はプレーヤーなので、グラウンドで魅力を発信することが一番の仕事。協会やメディアなどを巻き込んだワンチームとなって、もっともっとラグビーというスポーツを日本に根付かせるようにやっていけたらなと思う」

 今季TLは5月9日の最終節まで、16チームによる1回戦総当たりのリーグ戦で優勝を争う。機運の高まりはトヨタだけではない。桜の戦士やW杯出場国の強者が各チームに結集する。W杯で増えたファンの後押しを受け、これまで以上の熱い戦いを期待できるシーズンが幕を開ける。

 

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