トップ > 中日スポーツ > ラグビー > 記事一覧 > 記事

ここから本文

【ラグビー】

桐蔭学園、初の単独V&「高校3冠」に王手!

2020年1月6日 紙面から

桐蔭学園−東福岡 後半、自陣ゴールライン間際で相手ボールを奪い、喜ぶ桐蔭学園フィフティーン=花園ラグビー場で(いずれも佐藤春彦撮影)

写真

◇全国高校ラグビー<準決勝> 桐蔭学園34−7東福岡

 ラグビーの全国高校大会第6日は5日、大阪府東大阪市の花園ラグビー場で準決勝が行われ、ともにAシードの桐蔭学園(神奈川)と御所実(奈良)が決勝に進んだ。前回準優勝の桐蔭学園は東福岡と両校優勝だった第90回大会以来9大会ぶり2度目、同校初の単独優勝を目指す。また、春の全国選抜大会、夏の全国7人制大会と合わせた「高校3冠」も懸かる。御所実は初優勝を狙う。

 桐蔭学園はBシードの東福岡を34−7で下して2大会連続の、御所実はBシードの常翔学園(大阪第2)に26−7と快勝し、5大会ぶり4度目の決勝進出。大阪勢は5大会ぶりに決勝を逃した。

 決勝は7日の午後2時にキックオフの予定。

 多彩な攻撃と堅固な防御。ラグビーに求められる複数の要素をバランスよく兼ね備えるのが、今季の桐蔭学園の強みだ。

 前半5分、相手パスをインターセプトしたWTB飯塚が40メートル快走の先制トライ。同17分には相手ゴール前でFWがラックを連取し、外のスペースでパスを受けたCTB渡辺がトライ。BKが連続トライを挙げたと思いきや、東福岡に1トライを返されたあとの同27分にはロック青木がねじ込んで3トライ目を奪った。

 FWもBKもない自在の攻撃でリードを奪うと、後半はディフェンスショーだ。快足ランナーを並べ、何度もゴール前に迫る東福岡からボールを奪うこと、実に5度。FWリーダーのプロップ床田は言う。

 「ブレークダウン(タックル後のボール争奪戦)は自分らの強み。相手のプレーも分析して、状況を判断する意思統一ができていた」

 意思統一には伏線があった。東福岡戦に向け、準々決勝・大阪桐蔭戦の3日夜に2時間、選手自身がミーティングを実施。翌4日も練習前の午前中に2時間、練習後の夜に2時間、さらに試合当日の朝にも追加ミーティングをした。

 「複数の戦術のメリットとデメリットを考えて、意見を出し合いました。ディフェンスのやり方も、前日練習の後に話し合って変更して、そこの確認に時間がかかったけど、みんな自分で考えているから判断できる。意識が高い」とSO伊藤主将は仲間をたたえた。

 伊藤は31−7と大きくリードした後半30分、相手ゴール前スクラムからDGを鮮やかに成功した。「決勝では使う場面もあるだろうし、花園で蹴っておきたかった」。必要なカードは全て、手に入れた。桐蔭学園がいよいよ悲願の単独V&3冠に挑む。 (大友信彦)

前半、桐蔭学園・飯塚が相手パスを奪い、長駆してトライを決める

写真

◆藤原監督「できる限り準備」

 7度目の決勝進出となる桐蔭学園だが、優勝は引き分けによる両校優勝の1度だけ。藤原監督は「もうひとつ壁がある」と気を引き締めた。春の全国選抜大会決勝では御所実に29−19で勝ったが、「あれは向こうがミスしてたまたま勝てただけで、花園では(過去2戦2敗と)まだ一度も勝てていない。できる限りの準備をして、決勝に臨む」と、静かな口調に闘志をにじませた。

 

この記事を印刷する

PR情報


閉じる
中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ