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【ラグビー】

東京、台風でグランド水没の困難乗り越え 花園切符!

2019年11月18日 紙面から

後半8分、オフロードパスを受けてトライを決める東京CTB野田

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◇全国高校ラグビー東京大会決勝<第1地区決勝> 東京22−0早実

 第99回全国高校ラグビー大会の出場校を決める東京2地区の決勝が17日、東京・秩父宮ラグビー場で行われ、第1地区は東京が22−0で早実を破り、3大会ぶり13度目の出場を決めた。第2地区は本郷が24−21で国学院久我山を振り切り、2大会連続11度目の出場を決めた。全国大会は12月27日に大阪府東大阪市の花園ラグビー場で開幕。来年1月7日に決勝が行われる。

      ◇

 鉄壁のディフェンスが勝利をたぐりよせた。昨季の花園で旋風を巻き起こし、春の都大会を制した早実をタックルまたタックルで完封。攻めては前半12分、キックパスを追ったWTB熊田力丸主将(3年)のトライを皮切りに、鮮やかに4トライ。東京の勝利へのカギは感謝と喜びだった。

 10月13日に日本列島を襲った台風19号で、多摩川河川敷にあるグラウンドは水没。「あの光景を見たときは絶望的な気持ちになりました」(熊田主将)。ゴールポストは消えうせ、重さ120キロのスクラムマシンさえ流失した。のちに3キロ下流で見つかった。

 だが、ラガーマンの友情が苦境のチームを救った。慶大、東農大、慶応高、流通経大柏、昌平…。「ウチのグラウンドを使ってください」という申し出を受け、チームは日替わりであちこちのグラウンドへ出掛け、練習した。森秀胤監督(57)は「本当に、数え切れないくらい声をかけていただきました」と話す。

 もうひとつの喜びはW杯。日本−ロシアの開幕戦とイングランド−アルゼンチンでフラッグ係を任され、全部員がW杯会場を体験。その感動も力になった。後半8分には、W杯の日本代表のような鮮やかなオフロードパスでCTB野田涼太郎(3年)がトライを決めた。

 3年ぶりで乗り込むのは、W杯用にリニューアルした花園。「お世話になったチームとも対戦できるかもしれないし、楽しみ」と熊田主将。感謝と喜びの毎日はまだ続く。 (大友信彦)

早実を破り花園出場を決め喜ぶ東京フィフティーン=秩父宮ラグビー場で(いずれも大友信彦撮影)

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