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【ラグビー】

釜石市にキャラクター賞 ラグビー界に顕著な貢献

2019年11月4日 紙面から

表彰式に出席した(左から)釜石シーウェイブスの桜庭GM、釜石高3年の洞口留伊さん、釜石市の山崎秀樹副市長=東京都内で(大友信彦撮影)

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 ラグビーの国際統括団体、ワールドラグビー(WR)による年間表彰式が3日、東京都内のホテルで行われ、ラグビー界に顕著な貢献をした個人や団体に贈られる「キャラクター(品格)賞」に岩手県釜石市が選ばれた。2011年の東日本大震災で被災した同市は、津波で全壊した小中学校の跡地にスタジアムを建設するなど惨禍から立ち上がった不屈の精神、大会での市民らの友好的な対応や運営が評価された。新設された釜石鵜住居復興スタジアムでは1試合が行われた。最優秀チーム賞は日本大会優勝の南アフリカ代表、最優秀監督賞は同代表のヨハン・エラスムス監督(47)が受賞した。

 震災被害から復興してW杯を開催した釜石市の歩みが世界に届いた。

 「ラグビーは釜石にとって結束の象徴。W杯を開催できた誇りを胸に、この堅いスクラムを未来につなげていきたい」

 釜石市を代表して授賞式に出席した釜石シーウェイブスの桜庭吉彦GMは英語であいさつ。会見では「光栄に思うと同時に、釜石がラグビーの価値を上げるお手伝いをできたのかなと思う」と笑顔をうかべた。

 釜石ではW杯2試合が予定されていたが、1試合が台風で中止に。昨年8月のスタジアム完成初試合で「キックオフ宣言」を読み上げ、W杯時は震災の伝承活動を行ったという洞口留伊さん(釜石高3年)は「中止になったのは残念だけど、両チームの選手たちが岩手県内でボランティア活動をしてくれて、試合以上にみんなを笑顔にしてくれた」と振り返った。

 試合が中止になったあと、カナダは釜石市で汚泥除去などを、ナミビアは宮古市で市民との交流会を実施。岩手県内では「カナダ−ナミビアの試合をぜひ釜石で」という声が上がっている。

 釜石でのウルグアイ−フィジーを観戦したWRのアグスティン・ピチョット副会長は「釜石会場はW杯日本大会の象徴。愛にあふれた素晴らしい場所だ。台風で流れた試合を行うのは素晴らしいアイデア。WRとしてもできるだけのサポートをしたい」と話した。 (大友信彦)

 

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