トップ > 中日スポーツ > ラグビー > 記事一覧 > 記事

ここから本文

【ラグビー】

準Vイングランド・エディー監督 銀メダルにやっと笑顔「南ア素晴らしかった。お祝い言いたい」

2019年11月2日 21時22分

ラグビーW杯日本大会で準優勝、ワールドラグビーのビル・ボーモント会長(右端)からメダルをかけられるイングランドのジョーンズ監督

写真

◇2日 ラグビーW杯決勝 南アフリカ 32−12 イングランド(日産スタジアム)

 ラグビーのW杯日本大会は2日、横浜市の日産スタジアムで決勝が行われ、南アフリカがイングランドに32―12で勝ち、2007年大会以来3度目の優勝を果たした。07年大会決勝の再現となったカードで、イングランドは03年以来2度目の優勝を逃した。

 「準備は十分にして、情熱とプライドを持って戦ったが、南アフリカが素晴らしかった。お祝いの言葉を言いたい」。完敗に、暗い表情だったイングランドを率いた指揮官は、銀メダルを首に掛けられた瞬間、やっと笑顔を見せた。

 エディー・ジョーンズといえば、前回W杯で日本代表を率いて南アフリカを破るなど1次リーグ3勝に導いた名指導者。常に指示は具体的で、選手にも自分にも要求が厳しい。そして皮肉を込めたジョーク。だが、今大会では「エディー節」を封印してきた。ニュージーランド(NZ、オールブラックス)に完勝した準決勝のあとも自軍を誇るよりまず相手をたたえた。

 「オールブラックスは素晴らしいチームだ」

 「ラグビー界ではニュージーランドは神だ」

 「ハンセンは素晴らしい監督だ。1997年にスーパーラグビーで初めて対戦して以来ずっと競い合ってきた。尊敬している」

 選手としての代表歴はない。初めてのW杯は2003年、下馬評の低かった母国オーストラリアを率いて準決勝でNZを撃破。決勝ではイングランドに惜しくも敗れたが、延長戦の死闘を繰り広げた。07年はW杯直前に南アフリカのテクニカルアドバイザーに就任して優勝。同大会でトライ王とMVPに輝いたブライアン・ハバナさんは振り返る。「エディーはゲーム理解の指標を示してくれた。われわれは安心して試合に臨むことができた」

 そして15年は日本代表を1大会3勝へと導き、19年はラグビーの母国イングランドの監督として決勝の舞台に立った。オールブラックス戦で猛タックルを連発した23歳のフランカー、アンダーヒルは言う。

 「決勝トーナメントでは神経質になり、興奮が高まる。感情の起伏が激しくなる中で、試合に向けて集中することが必要になる。そんなとき、エディーの指示は具体的で、小さいことに集中すればいいと教えてくれる」

 決勝では敗れたが、ホストとして臨んだ前回大会は1次リーグで敗退したラグビー誕生の地を見事に復活させた。

 

この記事を印刷する

PR情報


閉じる
中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ