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【ラグビー】

リード、B・スミス、ウィリアムズ…英雄たちとの別れ 3位決定戦でNZを奮い立たせたモチベーション

2019年11月1日 23時22分

ウェールズを破り3位となり、メダルを胸に記念撮影するニュージーランド代表=味の素スタジアムで

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◇1日 ラグビーW杯3位決定戦 ニュージーランド40−17ウェールズ(味の素スタジアム)

 ラグビーのW杯日本大会は1日、東京・味の素スタジアムで3位決定戦が行われ、ニュージーランド代表(愛称オールブラックス)が40ー17(前半28ー10)でウェールズに勝ち、2003年大会以来の3位となった。ウェールズは1953年以来66年ぶりとなるオールブラックス戦勝利はならず、過去最高の1987年第1回大会以来の3位を逃した。

 うっぷん晴らしのトライショー。漆黒のジャージーが味スタの芝を縦横無尽に駆けた。

 開始4分、相手キックを捕ったFBのB・バレットがカウンターアタックを仕掛け、プロップのムーディーが先制トライ。縁の下の力持ち、FW第1列のトライでチームは乗った。前半32、40分には、準決勝を欠場したWTBのB・スミスが豪脚を飛ばして連続トライ。後半は、CTBウィリアムズが再三、豪快なオフロードパスを見せるなど2トライを加え、40―17の完勝だった。

 22歳のWTBイオアネは言った。

 「優勝を目指していたから3位決定戦は難しい試合だったけど、モチベーションは高かったよ」

 気持ちを支えたのは、レジェンドたちへの惜別の思いだった。127キャップのFWリード主将、84キャップのB・スミス、57キャップのウィリアムズらが、今大会後の代表引退を表明していた。

 「黒いジャージーをより価値のあるものにして僕ら次の世代に渡してくれた英雄たちと一緒に戦える最後の試合だから、特別な気持ちだったよ」とイオアネは言い、続けた。「今のチームは26歳以下の選手が半分以上。次のW杯でこの悔しい経験を必ず生かすよ」

 11年と15年のW杯連覇に王国を導いたマコウ元主将は、W杯初出場の03年は準決勝敗退、主将として臨んだ07年は準々決勝敗退だった。その苦い経験を糧に、史上初のW杯連覇を成し遂げた。

 ハンセン監督は言う。

 「敗戦は恥ではない。この逆境は将来、もっと多くのオールブラックスを育てることだろう」

 この夜の3位決定戦は、4年後への第一歩なのだ。

 

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