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【ラグビー】

エディーが作り上げた理詰めの攻撃を南アが止められるか 序盤のタックルが鍵[ラグビーW杯決勝展望]

2019年11月1日 21時43分

練習中に笑顔を見せるエディー・ジョーンズ監督(AP)

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◇2日 ラグビーW杯決勝 イングランドー南アフリカ(横浜・日産スタジアム)

 イングランド、南アフリカは両チームとも伝統的に体の強さを武器とする。今大会はいずれも堅守が際立ち、接戦は必至だ。イングランド優勢の見方が強いが、大一番はゴールキックの正確性、規律を欠いた反則、パスやタックルなどの一つのミスが勝敗を分ける。

 見どころは、戦略家のジョーンズ監督率いるイングランドの周到に準備を重ねた理詰めの攻撃を、南アがいつものように前へ出て止められるか。南アが会場を沸かすビッグタックルを前半にできれば試合は混沌(こんとん)とする。南アは強みのスクラムとラインアウトで優勢に戦えないと苦しい。

 準決勝でニュージーランドの史上初となる3連覇の夢を打ち砕き、2003年以来の優勝を目指すイングランド。ジョーンズ監督はW杯を熟知する。指導者として優勝、準優勝を経験し、2015年大会は日本の指揮官として南アを倒す歴史的快挙を成し遂げた。フランカーのアンダーヒルは「エディー(ジョーンズ監督)は選手が考え込みすぎないよう勝利のプロセスをシンプルに示し、選手が試合に集中できる環境をつくっている」と信頼を寄せる。「腕相撲勝負になる」といったマスコミの論調に「ボールを持ってスピードを上げることが大事だ。どこでフィジカル勝負をするか、コントロールしたい」と自信ありげに語った。

 一方の南アは、SOポラードのゴールキックの復調が心強い。今大会は不振だったが、準決勝では5本全てに成功、ウェールズを3点差で振り切った。そして、何よりも選手を後押しするのは国の期待だ。

 アパルトヘイト(人種隔離)撤廃後の1995年大会、自国開催で初優勝し、「ワンカントリー、ワンチーム」を世界に発信した。主将コリシは「ラグビーがこの国にどれだけの意味があるのか、過去の例から知っている。国がどんな騒ぎになるか想像できないが、トロフィーを手にする」と決意を示す。元祖ワンチームの目に見えない底力は、大舞台では侮れない。

 

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