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【ラグビー】

"残忍""冷酷""凶暴"世界一へ物騒なキーワードを掲げたラグビー母国イングランドの意図

2019年10月29日 20時20分

決勝の南ア戦に向け、記者会見するイングランドのFBデーリー(左)とナンバー8のB・ブニポラ

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 ラグビーW杯の決勝(11月2日・日産スタジアム)に臨むイングランドと南アフリカは29日、東京都内及び近郊のグラウンドで雨の中、それぞれ“決戦”に向けて練習を再開。準決勝で3連覇を目指したニュージーランドとの「事実上の決勝」に完勝したイングランドは、練習後にFBエリオット・デーリー(27)らが記者会見し、決勝に向けた抱負を語った。

 合言葉は「ブルート」。直訳すれば「残忍」「冷酷」「凶暴」と物騒な言葉の羅列となる。つまりは情けは無用、どこまでも激しく、徹底的にたたきのめせ―。ラグビーの母国イングランドはそのテーマを掲げて決戦に向けて始動した。

 「イングランドの練習は常に強度が高いです」。記者会見に臨んだ守備担当のミッチェル・コーチは静かに言った。この日は準決勝から中2日ながら激しく練習。冒頭の合言葉を口にしたのだ。

 「イングランドのDNAにはブルートが刻まれているので、それを前面に出していく。南アフリカはフィジカルの激しさが看板だが、それはこちらも同じ。フィジカルな戦いを追求します」

 ニュージーランド(NZ)を倒した準決勝は、まさにフィジカルの激しさ、残忍なまでの強さが爆発した試合だった。

 「タックルの音がスタンドまで聞こえたでしょ?コーチとしてもワクワクしました。南アは全く別のチームだけど、チームは大会中も成長を続けている。決勝ではもっと良くなる」

 同コーチは2003年W杯ではNZを率い、準決勝でエディー率いる豪州に敗れた過去を持つ。「今回敗れたNZの気持ちは想像できるが、今はイングランドで働いている」と複雑な思いは封印。豪州出身のエディーとともに、南半球出身の指導陣でラグビーの母国を頂点に導く。(大友信彦)

 

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