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【ラグビー】

南アを震え上がらせるゴールデンブーツ 「次はおまえだぞ」五郎丸から田村に受け継がれたジャパンのバトン

2019年10月19日 22時28分

南アフリカ戦に向けて調整する田村

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 W杯で初めて決勝トーナメントに進んだラグビー日本代表は、20日の準々決勝(東京・味の素スタジアム)で4強進出を懸け、南アフリカと対戦する。WTB松島幸太朗(26)は1次リーグ終了時点でトップタイの5トライ、ボールキャリー部門でも2位と好調。またSO田村優(30)は、日本チームの選手ではヤマハ発動機の五郎丸歩(33)が持つ1大会最多の58得点まであと10点に迫る。エースと司令塔が、前回大会の雪辱を誓う因縁の相手からW杯2連勝への道を切り開く。チームは試合前日の19日、東京都内で最終調整した。

 レジェンドの記録に興味はない。ただ、記録を超えた先の景色を仲間と一緒に見てみたい。5戦連続で先発出場する田村は、ここまで全チーム中トップの10PGを決めた。総得点も48点でトップをひた走る。あと10点を加えると、2015年大会の1次リーグ4試合で五郎丸がマークした日本代表の最多得点に並ぶ。

 4年前に五郎丸から「次はおまえだぞ」と託され、キッカーを引き継いだ。ただ、チームの司令塔を担う田村にとって、キックは一つの手段にすぎない。サモア戦後に、こう語っていた。

 「(ゴールキックは)フォーカスされやすいプレーではありますけど、僕のプレーのほんの何%かの一つ。80分戦う中の一つのプレー」

 個人記録に特別な興味はない。1次リーグ終了時点で2位に18点差と得点王の期待も高まるが、興味を問われれば「あんまりない」と素っ気なく、チームの勝利を最優先にしている。

 W杯直前の9月6日に7―41で敗れた南アとの壮行試合で、田村はスコア以上の手応えを感じ取っていた。「どっちに転んでもおかしくなかった。(W杯までの)2週間で変えていきたい」

 そして臨んだW杯での快進撃。追い上げる展開でも、とどめの一撃でも、田村のキックは得点源となった。それは次戦でも変わらない。史上最多得点に迫り、追い越す時、日本の4強入りがグッと現実味を増す。

◇総得点

(1)田村優                    48

(2)フェリペ・ベルチェシ(ウルグアイ)      30

(3)エルトン・ヤンチース(南アフリカ)      28

(4)ジョナサン・セクストン(アイルランド)ら4人 26

(W杯1次リーグ終了時点)

 

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