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【ラグビー】

“地獄を見た男”山中亮平が日本を決勝Tへ導く!運命のスコットランド戦「勝つ」[ラグビーW杯]

2019年10月9日 20時45分

スコットランド戦に向けて調整する山中

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 ラグビーW杯日本大会1次リーグA組で3連勝し、史上初の決勝トーナメント進出に王手をかけた日本代表は9日、運命のスコットランド戦(13日・日産スタジアム)に向け、東京都内で調整した。2戦目から先発出場するFB山中亮平(31)=神戸製鋼=は「いい流れのまま、決勝トーナメントへ進みたい」と意欲を示した。

ドーピング違反、資格停止乗り越え

 大一番に向けて山中が心掛けるのは、いつもと変わらない日ごろの準備だ。試合当日は台風の影響を受け、強風が予想される。相手が得意とするキックをそつなく処理し、好機を与えない重責を担う。「練習から試合を意識して取り組むことしかできない。特別何かをやることはできないので、いつも通り練習するだけ」。気負いはない。

 大会が始まるまで控えに甘んじていた。開幕のロシア戦も出場時間は10分余りと限られた。それでも見せ場をつくる。利き足の左からロングキックを繰り出し、密集脇を鋭く走り抜いた。チームに欠いていたピースを埋めるかのようなプレーを、首脳陣は見逃さなかった。2戦目から先発に抜てきされた。

 大阪・東海大仰星高(現・東海大大阪仰星高)、早大で日本一を経験し、昨季は所属する神戸製鋼でてっぺんに立った。W杯は初めてでも、大舞台での心の持ちようは熟知する。「一試合一試合を楽しむ、チャレンジすることを意識している」

 開幕戦はそのチャレンジ精神を見て取れた。しかし3戦目は消極的にも映る判断があった。もう31歳。ひげの育毛剤使用のドーピング違反による2年間資格停止、前回W杯は最終選考でのメンバー漏れなど数々の苦汁を味わう。強気一辺倒で痛い目に遭ったこともあるだろう。

 ただ次は1次リーグ最終戦。初のベスト8入りを狙う日本ラグビー界にとって、大切な一日となる。SO田村は「僕らの決勝戦」と位置づける。

 「勝って決勝トーナメントへ行きたい。強い相手だけど、しっかりいい準備ができれば結果はついてくる」と山中。言い訳のきかない一発勝負。いつもチームを優勝に導いてきた勝負強さは、こういうときに光る。

 

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