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【ラグビー】

悲願8強へ「Wリーダーシステム」 リーチ主将はプレー専念

2019年10月3日 22時32分

名古屋に到着した日本代表のリーチ

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 ラグビー日本代表は3日、W杯1次リーグ第3戦目のサモア戦(5日・豊田スタジアム)のメンバー23人を発表した。アイルランド戦は控えに回ったリーチ・マイケル主将(30)が先発に復帰するが、ゲーム主将は引き続きフランカーのピーター・ラブスカフニ(30)が務める。ジョセフ・ヘッドコーチ(HC)はリーチをプレーに専念させるためと説明した。フッカーは坂手淳史(26)が堀江に代わってW杯初先発する。ロックのトンプソンとナンバー8のマフィは故障のため欠場する。

 リーチがアイルランド戦に続いてゲーム主将から外れることになった。先発出場する試合でゲーム主将を務めないのは、ジョセフ体制になって初めてだ。会見でも、リーチへのいの一番の質問はその心境を問うものだった。

 リーチは口元に笑みを浮かべて「一発目はその質問だと思っていた」と話して、こう続けた。

 「ラピース(ラブスカフニ)選手はレフェリーとコミュニケーションを取れる。僕のポジションは、レフェリーから離れている。2人でチームを引っ張っていく。2人でよく話し合って、今週の準備もよくできている」

 ジョセフHCは「責任を軽減し、プレーに専念してほしいため」とリーチの負担軽減を強調したが、歴史的勝利を挙げたアイルランド戦の流れを変えたくない意図がうかがえる。

 チームとしてもリーチ主将の責任を共有しようと、これまでリーダー陣の育成に力を注いできた。リーチの存在は変わらずに大きいが、「このチームの強さはリーダーシップ。誰がやってもうまくいく」(リーチ)。

 とりわけ、南アフリカ出身のラブスカフニは人望が厚く、統率力も高い。レフェリーとの英語でのやりとりも円滑にできる。指揮官もその能力を見抜き、7月末のフィジー戦で代表初出場となったラブスカフニに、いきなりゲーム主将を任せたほどだ。

 リーチは言う。「試合前日のミーティングは彼が話す。1週間を通してリーダーシップを発揮してくれた。自分はコンディションを整えることに集中した」

 恥骨の炎症から復帰したリーチのプレーは確かに精彩を欠いていた。だからアイルランド戦は控えに回った。途中出場ながら、そのふがいなさをぶつけるかのようなプレーを披露し、あらためて闘将の存在感を知らしめた。

 史上初の1次リーグ突破に向け、リーチ&ラブスカフニという最高のリーダーに未来が託された。(末松茂永)

 

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