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【ラグビー】

世界に衝撃!4年前の再現! 闘将リーチ「強い日本見せられた」

2019年9月29日 紙面から

アイルランドに勝利し喜ぶ日本代表フィフティーン=静岡スタジアムで(川戸賢一撮影)

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◇ラグビーW杯<1次リーグ> 日本19−12アイルランド

 アイルランド撃破だ、ベスト8が見えてきた!! ラグビーのW杯日本大会で世界ランキング9位の日本は28日、静岡スタジアムで行われた1次リーグA組の第2戦で、世界2位で優勝候補のアイルランドを19−12(前半9−12)の逆転で破る大金星を挙げた。後半、途中出場した福岡堅樹(27)=パナソニック=が逆転のトライを挙げ、前半から途中出場したリーチ・マイケル(30)らが体を張った守りで相手の反撃を封じた。

 A組最大の強敵を倒した日本は2連勝で勝ち点を9に伸ばし、史上初の8強進出に大きく前進した。日本は2015年大会で優勝2度の南アフリカを破ったのに続き、2大会連続で優勝候補を相手に番狂わせを演じた。

 4万7813人を飲み込んだ静岡スタジアムが揺れた。ピッチの上でサクラのジャージーが次々と両腕を突き上げ、抱き合う。スタンドから割れんばかりの拍手と、大歓声が降り注ぐ。

 相手はほんの1週間前まで世界ランク1位に君臨し、北半球最強の名をほしいままにしていたアイルランド。タイムアップのホーンが鳴ると、自陣から7点差を追う攻撃を放棄した。7点差負けのボーナス勝ち点を確保するため、屈辱のタッチキックを蹴ったのだ。あっけない幕切れ。それは北半球王者が日本の強さに白旗を上げた瞬間だった。リーチは「前回の南アフリカ戦は、みんなが期待していない中での勝利。今回は期待されていた中で勝てた。強い日本を見せることができた」と胸を張った。

 80分間、デザイン通りの勝利だった。開始20分過ぎまで3−12のビハインド。失ったトライはともにキックパスによるもの。地上戦の攻防では、フランカーのラブスカフニと姫野、CTB中村を先頭に猛タックルを連発。アイルランドの猛攻を封じきっていた。その堅いディフェンスが、精度を誇ったアイルランドのゲームメークを狂わせる。そこにプラスアルファの推進力を加えたのが、先発落ちの屈辱を味わった闘将リーチだった。

 「チームが勝つことしか考えなかった。リザーブから出る以上、インパクトを与えることだけ考えていた」

 その闘志が爆発した。マフィの負傷交代で前半30分にピッチに入ると、相手のラインアウトミスからビッグゲイン。タックルを浴びても強引に突き進み、同33分と39分の田村の連続PGの起点をつくった。リーチいわく、「どストレート」に先発から外す非情の通告をしたジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC)も「リーチがチームに自信をもたらしてくれた。マフィの負傷で予定よりも早い投入になったけれど、かえって良かった」とたたえた。

 そして後半、途中出場した福岡のトライで逆転すると、ラスト20分は火の玉タックルを浴びせ、勝利のホイッスルを聞いた。警戒された中で、優勝候補を破る堂々たる勝利。闘将の復活した日本代表の進撃は、まだまだ止まらない。 (大友信彦)

 

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