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【ラグビー】

朝から感じていた日本勝利の“予兆”「ヨシ、蒸し暑い」大きなアドバンテージに[朽木英次評論]

2019年9月28日 21時58分

途中出場で流れを変えたリーチ

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◇28日 ラグビーW杯1次リーグA組 日本19―12アイルランド(静岡スタジアム)

おめでとうジャパン。2大会連続のジャイアントキリング。しかも今回はランキング2位、大会前まで1位だったアイルランドが相手。すごいの一言。前回大会から悔しさとプライドを持ち続け、4年間努力を続けてきた結果であり、偶然ではないことを証明した。

 前半こそ、キックからのトライを2本許すなどのアンラッキーさはあったけれど、攻撃面ではボールをキープして前進できていたし、防御面でも、相手は力任せに単調な突進を繰り返していたので、それほど脅威は感じていなかったと思う。

 前半30分過ぎにリーチ主将、後半10分に福岡と、実に良いタイミングで投入されたのも大きかった。グラウンドにいた日本の選手が一番感じていただろう。リーチが出始めたあたりから、攻守で日本にリズムが流れてきた。後半になるとアイルランドの足が止まり始めた。攻守に単調さが出始めた。フィジカルやフィットネスなどで後半に強みがある日本に、徐々にペースは傾いた。

 勝因は、この大会にかけてきたチームの情熱というか、熱量の差。応援してくれているファンの熱量も含めて。これが一番大きい。

 加えて、当日の蒸し暑さ。朝起きた時に内心、ヨシと思った。このコンディションに慣れるには、1カ月も2カ月もかかる。日本はいつもこういう蒸し暑さの中で試合しているため、体が順応していた。これも大きなアドバンテージだった。

 前回の大会では南アフリカに勝ったけれど、スコットランドに敗れ、決勝トーナメント進出はできなかった。その時にいた選手が今回は多いのも心強い。しっかり教訓として財産になっているはずである。試合後のリーチの顔は実に勇敢であった。相手をリスペクトしつつ、次のサモア戦を向いていた。(元日本代表)

 

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