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【ラグビー】

日本の「フェラーリ」福岡が決めた逆転トライ、究極の文武両道WTB、東京五輪後に医師の道へ

2019年9月28日 21時33分

◇ラグビーW杯1次リーグA組 日本19−12アイルランド(静岡スタジアム)

後半、逆転トライを決める福岡

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 待ちに待ち望んだ瞬間は後半18分に訪れた。9―12で追う場面。敵陣ゴール前でのスクラムを起点に、日本は連続攻撃を仕掛けた。そして、1人余った状況でCTBラファエレからの柔らかいパスに駆け込んだのが、後半9分から途中出場した背番号23、WTB福岡だった。インゴールに飛び込み、逆転トライ。地鳴りのような歓声が響き渡った。

 「たくさんの犠牲のうえに、こういう結果が出たので、うれしい。応援の力が自分たちにとってすごく後押しになった。いいプレーをしたときの盛り上がりは最高で、日本のW杯を実感できた」福岡のリザーブ入りが公になったのは、キックオフ直前。WTBトゥポウの左足負傷で急きょ、出番が回ってきた。W杯直前、6日の南アフリカ戦で開始早々に右ふくらはぎを負傷し、全治1カ月の診断。それでも諦めなかった。必死のリハビリにより順調に回復。20日の開幕戦には間に合わなかったが、アイルランド戦前には全力疾走できる状態になっていた。

 祖父は開業医、父は歯科医師。福岡本人も医師をめざし、W杯は今大会で最後。7人制日本代表に選ばれれば、2020年東京五輪を最後に一線から退くことを決めている。「終わりが決まっているから、今に集中できる」。その今に集中していたから、急な出番を告げられても動じなかった。 ジェイミーHCや松島に「フェラーリ」と称される韋駄天(いだてん)。史上初のベスト8入りを目指すチームに欠かせない存在となった。(末松茂永)

 

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