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【ラグビー】

「勝てると信じている!」 日本・姫野が“ジャイキリ”に闘志

2019年9月26日 紙面から

練習後に記者会見する姫野=浜松市内で(川戸賢一撮影)

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 ラグビーW杯日本大会の開幕戦を制し、白星発進した日本代表は25日、1次リーグ2戦目のアイルランド戦(28日・静岡)に向け、浜松市内で調整した。フランカーで先発出場が見込まれる姫野和樹(25)=トヨタ自動車=は相手の強力FWを警戒。「スクラム、モールはかなり強いけど、そこで僕たちは勝ちたい」と闘志をみなぎらせた。

 相手が強ければ強いほど燃える。倒せば、日本の実力を世界に証明できるからだ。そんな格好の試合がやってくる。1次リーグ最大の難敵にも、姫野に気負いはない。あるのはチームの揺るぎない結束力と、過酷な練習で培った戦術への信頼感だ。

 「グループで一番強いアイルランドとの対戦に、気合が入らない選手はいない。僕は勝てると信じている。自分たちのやってきたことを信じて、仲間を信じて、自分たちがやるべきことに集中したい」

 ロシア戦は開始のキックオフでしくじった。目測を誤った主将・リーチの頭上を飛んできたボールを取り損ない、ノックオン。いきなりピンチを招いた。「気持ちが上がりすぎて、国歌斉唱のとき、自然と涙が出てしまった。でも最初のノックオンで吹っ切れた。ミスしても思い切ってやろう、と」

 それからはぶちかましては走り、走ってはぶちかました。ボールを持って走った距離はチームトップの121メートル。3トライを奪ったWTB松島を上回った。格下とはいえ、多くの格闘家を輩出するロシアの怪力たちに、当たりで一歩も引かなかった。

 この活躍はジョセフ・ヘッドコーチを喜ばせ、指導陣が選ぶMVPの「ソード(刀)賞」に輝き、模造刀を受け取った。他にも、献身的に働いた選手やメンバー外選手が選ぶMVPなど、チーム内には3つの賞がある。身内の表彰制度について、姫野は「もらってうれしかったし、次のゲームでももらおうと頑張るからモチベーションになる。チームに競争が生まれるいい文化」と好意的に受け止める。

 アイルランドは今大会の初戦で強豪のスコットランドをノートライに抑えた。「強みはフィジカル。堅いアイルランドDFに対して、前に出ることが僕の次の仕事」。強固な防御網をばっさばっさと切りさき、前へ進むのみ。そして笑顔で再び刀を手にする。 (末松茂永)

 

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