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【ラグビー】

W杯キャッチコピー「一生に一度だ」かみしめる山中亮平…考案の早大同期に誓うジャパンへの献身

2019年9月24日 21時53分

ストレッチをする山中(中央)と流(同上)=浜松市内で(川戸賢一撮影)

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 ラグビー日本代表は24日、W杯日本大会1次リーグの2戦目となるアイルランド戦(28日・静岡)に向け、浜松市内で全体練習が行った。ロシア戦に後半30分すぎから出場し、ロングキックなどで勝利に貢献したFB山中亮平(31)=神戸製鋼=が主力組で調整した。予期せぬ資格停止などで2度のW杯落選を経験した苦労人は、大会公式キャッチコピーをかみしめて活躍を誓う。

 「4年に一度じゃない。一生に一度だ。」。地元開催に箔(はく)を付ける宣伝文句は、山中にとっても特別だ。名コピーを考えたのは、早大ラグビー部時代の同期、同じポジションの吉谷吾郎さんだった。20日のロシア戦。やっとたどり着いたW杯のピッチで感慨を覚えた。

 「大勢の観客がいる開幕戦でプレーできてうれしかった。日本開催は今後あるか分からない。そういうところで、自分にとっても一生に一度だと思ったし、何とも言えない」

 出場はわずか10分余だったが、ひとたびボールを持てば大舞台での強さを発揮した。「インパクトを残すことを意識していた」。チームのピンチを救う2度のロングキックやロングゲインの突破で勢いづけた。

 自陣ゴール手前から58メートル先に蹴り出したタッチキックは、日本語版公式ツイッターが動画を付けて紹介。24日までの再生数は5万回を超すほどの鮮烈な印象を残した。

 東海大仰星高(当時、大阪)、早大で日本一を経験したエリートは、社会人1年目の2011年にひげの育毛剤がドーピング規約に抵触。2年間の資格停止を受け、同年W杯を逃した。復帰後の15年大会は最終選考まで残った末に涙をのんだ。

 吉谷さんはロシア戦の前日、9カ月ぶりにブログを更新。山中への思いをつづり、エールを送っている。アイルランド戦の前評判は劣勢とみられており、勝てば「スポーツ史上の大金星」と評された15年大会の南アフリカ撃破並みの衝撃を世界に与えること必至だ。「出るとすれば、相手のキックの部分で対応していきたい」。山中は冷静に、チームへの献身を誓った。(高畑章)

 

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